人間が目に見えることから影響を受けるのは
40%くらい
多く見積もる人でも半分くらいと言っています
脳の現実の認識というのは徹底しています。
それは人間でもまったく同じです。
つまり、われわれの脳の中にないものは、そもそも存在しないのです。
さらに、脳が現実感を付与しないものは、たとえ言葉として知っていても、現実ではないのです。
逆に言葉であっても、現実感があれば、それは現実です。
養老孟司
ことばの意味で知っていることがあたかも自分が正確に理解している気になっているようなことがあります。
でも、それはホントウの意味で理解はしていないことなのかもしれません。実際に自分が体験し「現実感が付与」されると「身体感覚」をともって深い理解へと変化が生じます。「知っている」「わかっている」から抜け出す感覚があります。その時に「わかったつもり」でいたことに気が付いたりします。
「見ているようで全く見ていない世界が、すぐそこにあった」と表現した方がいらっしゃいましたが、まさにその感覚です。改めていつも見ている自分の身のまわりの物や人達をまじまじと見ると不思議な感覚になります。でもそれが事実なのです。これまでは【見る:watch】より【眺める:view】に近い状態であったと気付きます。これはある場面においては凄く危険なことなのではと認識しました。
理解に深みを常に求めること。
今後必要です。