小さいときにおれには

ポカーンと口を開けて

いろんなものを

見とれるクセがあった

空とか海とか原っぱとか

猫とか虹とか星とか

思えばそんな時に

ポカーンと開けた口から

いろんなものが

入ってきたに違いない

そよ風の希望とか

虹のため息とか

天使の詩とか

流れ星の哀しみとか

いつのまにか

口をポカーンと

開けなくなって

大人になった

ただそれだけかもしれないが

ここらでもう一度

口をポカーンと

開ける頃合ではないだろうか?

中にたまったものを

入れ替えるために