出し惜しみ
なんかしないで
全身全霊で
ぼく自身を
あたえてみる
あなたに向かって
彼に向かって
彼女に向かって
彼らに向かって
お金とか
ものとか
そういうもの
ではなくて
頭をあたえ
腕をあたえ
足をあたえ
体をあたえ
心をあたえ
あんまりない
知恵をあたえ
みんなからもらった
やさしさをあたえ
みんなからもらった
いつしみをあたえ
計算や
打算や
怖れは
投げ捨てて
からっぽになる
まで
何もなくなる
まで
あたえ続け
そうそれば
ぼくの核から

ふたたび
何かかが
満ちてくるはずだ