Vermeer
会期終了の迫る(2008年8月2日~12月14日)
「フェルメール展 光の天才画家とデルフトの巨匠たち」
行ってきました。
2008~2009年は日本オランダ年になっていて
両国で記念祝賀行事が行われ、フェルメール展もその一環とのこと。
その親善大使たるマスコットを、ミッフィーでおなじみの
ディック・ブルーナ氏がデザイン。
ハウステンボスへ行った以来、オランダが気になる私。
フェルメールは昨年、国立新美術館で
「フェルメール『牛乳を注ぐ女』とオランダ風俗画展」
でもお目にかけました。
ヨハネス・フェルメール(1632-1675)の作品は
30数点しか残されておらず、
今回7点を展示するのは稀なことらしい。
すごい混んでいるという話だったので
少し尻込みしていたけれど、思い切って行ってみたら
案の定、1時間待ちとのことでした。
1時間待ちのうえ、館内での滞在時間およそ2時間。
音声ガイドを借用したので、鑑賞の賞味時間は1時間くらいかな。
この音声ガイド「iタッチ・ガイドシート&ペン」がちょっとすごい。
A4サイズの紙にカラー印刷されたガイド対象作品のコマに
ペン先をタッチするだけで、ヘッドホンから音声ガイドが流れる優れもの。
従来の重たい機器や、iPotを用いたガイド機より使い勝手が良かった。
ソフト面も充実していて、
フェルメール展テーマ曲プロローグとエピローグあり。
♪マークをタッチすると挿入曲が流れるという趣向も良かった。
前半後半、デルフトの巨匠たちの作品の間にフェルメールの作品を展示。
例によって作品保護のため、室内の照度は低くなっている。
光と影の妙が肝である作風な作品群なだけに、
視力の悪い私には、
逆光になって描かれている影の部分がよく見えなくて残念。
独自のテクニックを用いて緻密に描かれた、
同時代一連のその風景画は、
その精緻さで、ともすると無機質になりそうなところを
犬がたびたび登場したり、魚眼レンズのような表現でもって
なんだか間延びした感じで、のんびりとした雰囲気が感じられました。
フェルメールの7点中、私の好きな作品は
「小路」と「リュートを調弦する女」でした。
じりじりと前進する、混みあった中での鑑賞。
体の筋肉を使う、先日の登山の方が気持ち的には疲れない感じです。
帰りの電車でぐったり感。
そうそう、日比谷線に乗ったのですが
スーツ姿のおじ様人口の高さに、ちょっとびっくり。
路線による客層の違いって面白いなと。
あと、今回展示予定していたフェルメール作品数点が
作品保護の為に、オランダ政府から貸与許可が下りなかった模様。
輸送に伴う負荷に耐えうるかどうか懸念されたようです。
無理を通すことなく、自国の宝物を守る姿勢に好感です。