海ついて思う
職場の同僚に誘われて、離島へ遊びに行った。
那覇の泊港北岸から高速船(往復5230円)で
座間味島、経由1時間程にある小さな島が今回の目的地・阿嘉島。
ボートシュノーケリング(ひとり4000円)といって
珊瑚や魚のいる適当なポイントへボートで乗りつけ
その周辺を1時間程、案内の人について泳ぐプラン。
シュノーケル・マスク・フィン(レンタル1500円)と、
ウエットスーツ(レンタル1000円)も拝借。
同僚と私、京都から観光で来ているという男性ひとりの
計3人の客と民宿の方ひとりがボートで案内してくださる。
波はほとんど無くベストコンディションの穏やかな海で、
珊瑚と、小さな魚たちと共に泳ぐのは楽しかった。
1時間のポイント観光後、30分程ボートの上でおしゃべりしたり
ボーっと静かな海や風景を眺めているだけで
ただそれだけでも気持ちが良かった。
それにしてもウエットスーツは浮力が大きく、
なかなか思うように潜れない。
それでもインストラクターはウェイト無しで余裕で5・6m潜っていく。
真下を目指すなど、コツを教わるがなかなか沈まない。
いつもは水着で潜るので、きっとこのウエットスーツのせいだと思い、
試しに2kgのウェイトをかけてみたら結構うまくいった。
ウェイトを5kgにしたら、余裕で潜れるようになった。
やっぱりウェットスーツの浮力が災いしていたようだ。
ウェットスーツはクラゲや水温からの冷えなどから
身を守るには効果的で、すごく良いのだが
慣れないと拘束されているように動きがギクシャクして
動作が制限されるので面白くない。
昼食後は、浜辺のビーチでウエットスーツは無しで泳いだ。
やっぱり水着の方が、身軽で楽チンだ。
そのかわり早く体が冷えてしまうので、あまり長くは漬かってられない。
16年程前、隣の座間味島へ遊びに行ったときも
普通の浜辺で泳いだのだけれども
今よりも色とりどりの珊瑚や魚がいて、素晴らしかった思い出がある。
私は行ったことがないけれど甥っ子がオーストラリアで留学経験がある。
そにはグレートバリアリーフという世界有数の珊瑚群生地帯がある。
沖縄はの海はそこと比べても見劣りしない、
中には、それ以上に沖縄の海は素晴らしいと評価する人もいたと聞く。
今回の阿嘉島ではボートで選りすぐりのポイントだったはずだけれども
その、以前行った座間味島の記憶の海と違い、寂しい光景だった。
午後に行った浜辺も、一面珊瑚が白色化した骨ばかり。
きっと10年も前は、それらは活き活きと彩り、
ソフトコーラルが波に揺られていたであろうと思うと、残念でならない。
もちろん今でも多少の珊瑚は残っているし
いろんな種類の魚も泳いでいて、透明度も高いきれいな海ではある。
しかし、10年も前の元気な珊瑚の海の姿を知る者からすれば
今の光景は寂しいものだ。
今はビーチで監視などをしている甥っ子談によると
それでも一時期よりは珊瑚も復活してきてはいるとのこと。
本土からの観光客の多くは、沖縄にきれいな海を求めてくる。
シェラトンホテルという大きなホテルの建設計画もあり
ますます観光産業は進展する状況のようである。
しかし、このような海の状況を知るにつけ
大丈夫なのかな、これで本当に満足してもらえるのだろうかと
心配になってしまう。
阿嘉島に行った次の日、その勢いで今度はひとりで
本島の真栄田岬というダイビングの盛んなポイントへ泳ぎに行った。
思ったより波が高く、水温も低く、長い時間は泳げなかった。
ここの珊瑚も昔に比べ壊滅状態だったけれど、魚はまだ元気だった。
なんにしても海で泳いだ後の爽快感はたまらない。
この時期でも水着で泳げることは嬉しかったりもするけれども
温暖化であることを思うと嘆かわしい事実でもあり、複雑な思いがする。