夜道
深夜の帰り道。
前方、街頭のない場所からフッと前から青白い光。
闇夜に照らし出される女の頭部…
と書くと、物騒な話だけれども、そのオチはなんてことない。
携帯電話を操作しながら歩く女性の姿でした。
その光を捕捉、さらに照射される頭部を視認、
不意に出現したその怪しげな物体に、驚くよりも早く
「あ、ケータイ操作する人がこっちに向かって歩いている」
と、無駄に動悸を高めることなく正しく認識できてよかった。
頭部であると視認したのと、
それが携帯電話を操作する人のものであると合点したのはきんさ。
人間の思考回路の 速さって凄いと思う。
しかし私の場合、なんどきもこのレスポンスの良さが期待される訳でもなく
我ながら惜しまれてならない。