隠れモデラー | 梨さんのブログ

隠れモデラー


「ZOKUDAM」森博嗣


「え、私?私が乗るんですか?このロボットに!?」

あの郊外の遊園地の地下には秘密基地が。

そこでは日夜、悪の組織と戦う準備がされているのだった。(帯解説より)


各世代層における相互理解の現状がいか程のものなのか…考えさせられました。


何のことだか分からない感想文で恐縮ですが、自分に対する覚書として記しておきます。


設定は荒唐無稽ですが、

繰り広げられるばかばかしさは、かえって現実をよく映し出しています。


森博嗣読者層を的にした作為的、商業主義に徹した、

よくできたエンターティメント作品だと思います。

そういう割り切った姿勢が、また森博嗣さんらしい。


佐久間真人さんの、シュールな味のあるイラストも作品の雰囲気によくお似合いで素敵です。


作中、模型づくりに執心な若者が数人出てきて、思い出した。


地元の水泳同好会で、世話役をしていた頃。

同じくその会計役の方のお宅で、2人作業をしていた。


その方の旦那さまはケーキ屋さんの職人さん。

あ、今どきはパティシエっていうのかな。


地元で愛される昔ながらのケーキ屋さんで、

私も小さい頃からお世話になっている。


そのケーキ屋さんの職人さんが婿養子さんだったとは、

それまで全く知らなかったこと。


ご夫婦にお子様はいらっしゃらず、

愛犬2匹は、仲良し家族の大切な構成員。


そのお宅を訪問して、また新たに知ったことが

その旦那さまのご趣味がプラモデルづくりということ。


主に戦車がお好きなようで

ガラスのショーケースには、その力作が飾られていた。

押入れには、保存用の未開封模型の箱がぎっしり。


模型は臨場感を出すために、

わざと汚れやサビなどの処置を施す(ギャザリングというらしい)など

楽しそうに、いきいきと解説をしてくださった。


「ここ(地元)では(模型づくりは)マイナーな趣味かもしれないけど

隠れモデラーは結構いるはずだ」


と、少し自嘲気味に照れた様子ながらも、

ご自慢の模型を披露する姿はとても誇らしげ。


それにしても「隠れモデラー」というのが妙にうけてしまった。


お仕事はケーキづくりで、ご趣味は模型づくり。

なんて素敵な生き方。

とてもまぶしく輝いてました。


プラモデルづくりといえば、シンナー臭。

兄貴も小学生の頃はまっていた。


ちょうど「覚せい剤やめますか、それとも人間やめますか」というご時世で、

母親は兄がシンナー中毒にならないかと心配していたっけ。


当時の水泳同好会は、もう解散してしまったけれど

地元に帰ったら、またあのケーキ屋さんに行ってみよう。


あれ、今回のお話、結局何が言いたかったのか

自分でも分からなくなってしまいました。


でも、それもいつもの事です。

それより、もう就寝時間過ぎてしまった。


今日は久しぶりに存分に泳いだし

明日からの一週間もがんばれそう。