青森-2 | 梨さんのブログ

青森-2

美術館内ショップをのぞく時間がなかったのが残念。

また訪れることがあるかもしれないし、今回はしょうがいない。


美術館を後に、青森駅前の宿にチェックイン。

青森駅前、こじんまりとしてます。

通路あちこちに残る雪があり、慎重に歩を進める。


適当に歩いていると「カキはじめました」の文字につられて食堂へ。

「カキフライ定食お願いします。」


供されて驚き、山盛りのカキフライ。

10個くらいあったのでは。


そこではソースのみが添えられてました。

ホントはタルタルソースかけが好きなんだけど、おいしかったあ。


その後ぶらり本屋へ。

読み物は1冊準備していたが、文庫1冊購入。

他にも数点気になる本があったが、即必要でもないし、きっと東京にもあるだろう。


カイロや重装備で防寒していたが、すっかり冷えた。

TVでは「耳を澄ませば」。

中学生の頃、雑誌『りぼん』掲載の懐かしい作品。


「よくできてる。ドワーフですね」

「そうか、お嬢さんはドワーフを知ってる人なんだね」


‘ドワーフを知ってる人’たちです。

少女とおじいさんの間で交わされる、何やらマニアックな世界。

それを聞いている私の方が、恥ずかしくて「ギャー」とウケるのはどういうことだ。


TVながしつつ、読書しながら、後半うたた寝して「耳を…」最後を見逃した。

今ネットでちょこっと調べたら、最後に少年と少女は将来を誓い合ったらしい。

凄いな。


翌朝7時頃、‘アウガ’B1新鮮市場へ。

時間のせいか、土曜朝だから?

たくさんの新鮮魚介類が広げられているが、お客さんは少ない。


おすし屋さんで本日のおすすめ‘限定・本鮪切り落とし丼’1000円也。

カニのお吸い物もおいしかった。


地元の人たちの会話は分かるところもあるが、時折訛りで理解できない。

地方の訛りって、どこでも、その交わされる雰囲気が好きです。


そのお店でマフラーを忘れて後で取りに戻った。


その後、乾物屋でお土産を物色。

そこで気に入ったのが密りんご。


そのお店のおばちゃんの話によると、

昨日入荷したばかりの商品で、試しに今日初めて店頭に並べたらしい。

各種よりどり3袋1000円の商品として2袋が陳列されていた。


試食を薦められ、食してみると凄くおいしい。

青森県産ふじを密で煮詰め乾燥させ親指1本程の大きさにカットされ、個別包装。

リンゴの風味、素材のおいしさを堪能できる。


おばちゃんのお勧めは、それを紅茶に浸し、アップルティーにする方法。

確かにおいしそう。


それまで店頭に並ぶおいしそうなリンゴやリンゴジュース、ジャムなど気になっていたが

持ち帰るにはかさばるし、取扱も気遣うし、難儀だなと思ってたので

コレは良いと、自分用にと多めに5袋購入。

その場には2袋しかなかったので、さらに3袋分を包装してもらった。


文字通り無印のビニール包装で、その場で商品名や表示をシールで貼り付けていた。

手作り感が伝わり、ますます好ましい。


おばちゃんの話によると、よくある大きめの、値段も安い商品は中国産とのこと。

食に関して不信感を払拭できない最近の中国産事情もあるが

特に、お土産の品には地場商品にこだわりたいもの。


おまけのおやつを頂いたり、50円安くしてもらったりでサービス満点のお店でした。


駅前のお店で、前日飲んだすりおろし入りリンゴジュース(195g100円)がおいしくて

重さを考慮し2本と、紅玉りんごのジャムを購入。

先のお店の密リンゴとは別商品の品を見つけ、それもお買い上げです。


その日の天気も良好だったが、午後からの予報が怪しかったので

青森駅で、予定の時刻より1時間ほど切り上げ変更。


駅から徒歩15分ほどの‘青森市森林博物館’へ。

当初は明治に営林署として建築され、その後博物館へ転用。

解説によると「県産ヒバ材を主に利用したルネッサンス式木造建物」とのこと。


管理人の方は、100年も昔の建物だから…寒くてびっくりしたでしょうと、

カイロと記念品のしおりをサービスしてくれた。

確かに、寒い館内窓辺では白い息も確認できた。

ちなみに玄関外側に設置されていた温度計目盛りは5℃だった。


青森では日本三大美林のひとつヒバが特産として昔から大事にされているらしい。

防虫効果も高く、建築資材として重宝されている模様。

しかし、成長するのに時間がかかるようで貴重な資源です。


‘雪とスキー’の展示室では昔に使用されたスキー機材を展示。

スキーが日本に導入されたのは明治の頃で案外歴史が浅いことを知る。


かつての営林署職員が過酷な雪山を単独登山した記録もあった。

当時の装備、そのヤッケの薄い素材を見るにつけ、

今の自分はダウンジャケットを着込みながらも、寒い寒いと震えているし…

全くもって偉業を達成されたものだと感心もひとしお。


あと、新雪の雪崩は軽いので、万一遭遇しても助かる可能性があるが

折り重なった根雪が融解により発生した雪崩だと、

新雪に比べその密度が高いため、巻き込まれると絶望的のようです。

なるほどです。


‘木・草・果実健康酒展’開催中で、各種ビンや、植物の写真解説展示。

イチイというのは赤い果実なんですね。


‘白神山地の写真展’も開催中。

春夏秋冬のその景色、きれいです。

いつか行ってみたい所のひとつです。


‘昔の生活と遊び’の展示室で面白かったのは

相撲双六というその展示物。


勇ましいお相撲さんの一進一退が、色彩豊かに細かに描かれている。

昇進、どこぞの料亭で騒ぐ華やかさや、厳しいぶつかり稽古の様子、

両腕、背中と3人がかりで風呂に入る様子や、ちゃんこを調理する姿、

最後の‘かえろかな’と記されたコマでは、ひとりしょんぼり肩を落としたふんどし姿の

いかにも弱そうな幕下力士(?)の寂しい姿が、失笑を誘う。


休憩室にはストーブがあり、自販機で暖かい飲み物で暖をとろうと思い

選んだ商品を手にすると、思いっきり‘冷た~い飲み物’だ。


よく見ると、全ての商品が‘冷た~い飲み物’。

これは一体どういうことだろう?


帰りはバスで駅へ向かう。

その乗客の半分以上がリュックを背負った活発なお年寄り。

若者も私から見たら薄着の装備で、さすが地元の人は寒さに強いと妙に感心。


駅前の通りで‘じゃっぱ汁’一杯550円。

鱈のあら身をダシに大根やニンジン、長ネギなどが入り、おいしかった。


あと、しじみや、ホタテらーめんというノボリも気になったけどもう、腹いっぱい。

すりおろしリンゴジュースをさらに2本買い求める。


駅ビルでリンゴのどら焼きと、生クリームのどら焼きをデザートとおやつ用に購入。

さらに駅中売店で手焼きせんべい、アーモンド入り1枚100円おいしかった。


お土産屋さん推奨の港付近には行けなかった。これもまたの機会に。


定刻‘白鳥’で13:43青森駅を後にする。


青森滞在中、雪は降らなかったが電車に乗り込む時、少し雨が降っていた。

持参した傘は雪道を歩く時の杖となった。


1時間後八戸駅到着。

‘はやぶさ’にて定刻出発。


八戸駅隣、二戸(にのへ)駅にも停車。

一見寂しい所だが、新幹線の駅を設けたのには何か訳があるはず。一体何がある?


その後仙台駅で、関東を吹き荒れる強風の影響で運転見合わせ。

本来の定刻16時半が、19時前運転再開となった。


青森で買い求めた文庫「橋本治という行き方」を半分ほど読めたので退屈はしなかった。


部屋に帰り着いたのは22時前だった。


初日に出発時間を早め、予定を繰り上げで行動できたのが吉とでた。


行きの新幹線でお会いした方は、今登別で運転再開を待機中とのこと。

関東の電車運転にも支障が出ているようです。

本日の友だちとのお出かけは、大事をとって見送りました。


だらだらと長い日記となりました。

ここまでお付き合いされた方、ありがとうございます。


次はいつ、どこに行こうかな。行けるのかな。

新幹線でお会いした方に「旅行は趣味なんですね」的なことを言われた。


うーん。自分の余暇のうち、それに費やす時間と、充当する小遣いの程度をみると

確かに趣味といえるのかもしれない。


でも、旅を趣味とされる方は、こんなもんじゃないはず。

それと比較すると、「趣味は旅行です」と大口たたくことははばかられる。


何しろ、地元を離れて生活しているこの状況自体、私は旅だと思っている程なのだ。