「開いてますよ」 | 梨さんのブログ

「開いてますよ」

月曜日の出勤時の電車にて。

いつものように、座席前の吊り革につかまり立っていた。

目の前には、30代くらいのスーツを着た男性が座っていた。

「?」

何となく、その男性が苦笑しているような気がした。

男性は何か読み物を読んでいる様子だったので、

その内容に対する反応だろうと思った。

でも、何か視線が私に向けられたような気がした。

何だろう。自分の被害妄想かな。

心当たりは特に認められないので思い過ごしだろう。

その後何事もなく目的の駅に到着。

下車間際、かの男性と一瞬視線があった。

やはり男性側には、何か思うところがあるんだろうと思われる。

一体何なんだ…。

下車後、込み合うエスカレータでの移動中

「まさか…」

と思いつつも、そっとズボンのファスナーを確認するも問題なし。

実はこの間、電車の車中から、ホームで次の電車を待っている男性の

ズボンのファスナーが開いているのに気が付いてしまったコトがある。

窓越しなので声は届かないだろう。

何らかのサインを送ってあげた方が親切なのかもしれない。

でも、一体どんなサインを送れば相手に伝わるというのだ?

その前に、まず男性の意識をこちらに向けてもらわなくてはならない。

①手を振って、こちらに気づいてもらう。

②その後、私自身のズボンのファスナー箇所に指差す。

③さらにその指を相手に返す?

そんな思考を一瞬よぎらせてみたが、躊躇する間に電車は出発。

相手が女性ならともかく、男性なんだから、

数時間程度(最悪でもトイレで気づくはずだ)パンツを見せて歩いても

特に支障はないだろう…という考えは差別にはならない、と思われた。

そのような出来事があったばかり。

よもや、私も…と思ったが、そうではないことが分かりちょっと安心。

その後電車を乗り継ぎ、会社に到着。

職場に入る前に、手洗いにて鏡を見ると…

シャツの胸元のボタンが間抜けに1個開いていた。

「これか」

羞恥よりも原因を確信できたことに、何やら安堵を覚えた。

情けは人のためならず…

まさに、地でいく出来事でした。

今度何かあったら気をつけよう…何かって、まあ、いろいろな何かです。

身の引き締まる思いがした出来事である。