ドンマーへ、マーク・ゲイティスに会いに行く、みたび | だから、ここに来た!

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2月1日、続き。

ウィンザー城から帰った後、疲労のためにホテルベッドへ倒れ込み、数時間眠りました。
とにかく、旅の最中なので気は張ってたのですが、体はヘトヘトだったのです。
ただ、またしても昨日の出待ちの件が心残りだったので、
頭の中ではどうすべきかずっと考えていました。

連れの方ががっかりしていたのはよく分かっていたので、
なんとかしなければいけないという使命感が私にはあったのです…。
考えに考えた末、マークにはそう毎回うまくは会えないかもしれないけど、
まだトムヒ(ドルストン)を見ていないから、彼を見に行こうではないか!と提案しました。
私は内心、マークに会えなきゃ意味がない、と思っていましたが、
ちょっと目線を反らした目的が必要だったんです。

密かにやる気を漲らせて、またしてもドンマーに向かった私達は、
以前下見をした時が土曜日で、
マークもハドリーさんも正面から出てきたため、
この日は正面で待つことにしました。



芝居がはねた後、マークのファンサイトを作っているGatiss Guildの子達が

ちょうどこの日の公演を見に行っていたらしく、
劇場前にたむろしていました。
話しかける勇気も英語力もないので、密かに見守っていると、
例のセキュリティが現れて、この日、トムの出待ちファンサービスはないことを告げました。
早々にトムヒを見る計画は打ち砕かれてしまったわけです(苦笑)。

しばらく正面入口の前に立っていたのですが、
私はなんとなく、昨日待っていた裏口が気になって、
Sさんに表で待ってもらいながら、自分は裏口を偵察に行くことにしました。

ドンマーはSeven Dialsという、モニュメントを中心として
放射線状に分かれている7つの小道の一つにあるのですが、
昨日待っていたもう一つ裏手の道に入ると、裏にも多くのファンが待っていて、
ちょうど、マークが劇場から出てきたところでした!

私は走って正面入口に戻り、待っていたSさんに走りながら
「こっちだった!こっちだった!」と指差しながら合図しました。
Sさんは何事が分かってなかったようでしたが(笑)、
一緒に裏手に戻ると、今にも去って行きそうなマークがまだそこにいたのでした。

「ミスター・ゲイティス!!」
走りながら渾身の叫び声を上げて(笑)マークを呼び止めると、
そこには、マークだけではなく、ミセス・ハドソンでおなじみのユナ・スタッブスさんもいらっしゃいました。
「Markったら、引っ張りだこねー」というような笑顔のユナさんに見守られながら、
困り顔もせず立ち止まってくれたマークに
Sさんと写真を撮ってもらうようお願い出来たのでした!!
去り際だったので、お話をしたり、ポージングまではお願い出来なかったのですが、
立ち止まってくれただけでも幸運です。

お礼を言い終えた後、「じゃあね」と去るマークと一緒に、

ユナさんも「おやすみー!」と笑顔で手を振ってくださり、
その笑顔によって疲れも緊張も解れた私。
Sさん、それに周りにいたファンも皆、手を振りかえしたのでした。
そして、マークとユナさんは腕を組みながら、

コヴェント・ガーデンの街に消えていったのです。



こうして、3度に渡ったマークとの接近の試みは完結したのでした。
お2人の温かい雰囲気に、私達は冬の外気の冷たさも忘れました。

…ちょっとやり過ぎたことは反省しています。
この記事を書くまでの1年間、ずっと反省し続けましたし、
私はあくまで本人に迷惑をかけない距離感のファンでいたいと思っていましたが、
今回は、一緒に行ったSさんに、彼のファンに対する暖かい人柄を感じて欲しかったし、
初めての旅で、いい思い出を残してもらいたかったのです。
…実際いい思い出になったかは、聞けていませんが、
力不足な私に出来ることは、これが精一杯でした。

ロンドンにいるアジアのファンと比べたら、極東にいる私のようなファンは、
自分の伝えたいことを渡すチャンスは"ここ"しかないので、
どうしても必死になってしまいます。
悲しいけど、いつでも来るようなチャンスではないんです。

とは言っても、ファンとしての自分のあり方も、その後色々考えさせられました。
…今も考え中です。
実は毎日のように悩んではいますが、
私がマークのファンであることはこれからもずっと変わらないでしょう。
ただひたすら、好きでいることが、今の私にとっては重要な気がします。
そしてさらに、同じファンの仲間との橋渡しや共有がうまく出来れば、
こんなに嬉しいことはないと思うのです。


最後に、この前日に私がどさくさ紛れに撮ってもらったマークの写真を。



※今までのものに比べていい写りの物ではありませんが、
 不細工な私の顔は、マークの顔の邪魔にならないために消しておきました。:p

どんなに忙しくても、仕事に心血を注いでいる最中でも、
ファンに対していつも優しく接してくれるマークを心から尊敬しますし、本当に大好きです。
私もそんな、心の広い大人になりたいものです…。

ちなみに、この日全速力で走った私は喉を痛めて後日風邪を引くことになります…///