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日本ダービー。正式名称、東京優駿。
　
　
毎年５月下旬から６月上旬というのは、１年で１番芝生が緑に輝く時期である。
その緑の上を走る事が許されるのは、毎年１万頭近く生まれる仔馬の中で１８頭だけ。
日本ダービーは有馬記念と違い一生に一度しか出走出来ないところにその美しさと儚さがある。
だからこの先、テイエムオペラオーがいくらＧ１を勝とうが日本ダービーにだけは
勝つ事が出来ない。（ちなみにオペラオーは日本ダービー３着）

競馬界の１年のサークルってのは、７月の新馬戦から始まって翌６月の日本ダービーで終わるんだ。
日本ダービーが終わると東京競馬場のあちらこちらで、お互い向き合って、
１年間お疲れ様でした来年も宜しくお願いします、なんて言ってペコリと頭を
下げ合う風景をよく目にする。
お前らにその美学が解かるか。
つまり今週は俺らホースマンにとって大晦日なんだ。ジャングルポケット単勝。