■ | Not Found 第3章

こんにちわ。「 ADSL>ISDN 」とだけ書かれた謎のメールに困惑している新爆です。
昨日は、友達が7月から東京に転勤って事で送別会みたいな感じで2人で飲みに行きました。
まあ送別会と言っても、その友達に全部奢ってもらいました。
最初は、思わず、おビールとか言ってしまうような高級っぽい料亭みたいなところに行きました。
料理も美味しくて贔屓屋のパワーアップした感じの店みたいでした。
そこから2軒目はバーに行きました。なんかめっちゃ本格的なバーでした。
きっついバーボンのロックを3杯ぐらい飲んで、あとあと道で吐きました。
で、友達がなんか神妙な顔をして、大阪出る前に最後に行っておきたい所がある、とか言って、
俺の大阪はそっから始まった、だから最後もそこで終わりたい、とか
言ってシリアスな感じになりました。
僕は黙ってついて行きました。そこは女の子がいる店でした。
そこは2人掛けのソファーが円状にいくつもあって女の子と座って飲んで喋るって感じの店でした。
友達は慣れたように、ハルちゃんがどうこう、とか言って、
店員さんと専門用語みたいので喋っていました。
結局指名みたいのをして僕が見た限りではその店で1番かわいい子が友達の横に座りました。
僕の横には普通の感じの子が座りました。で、そっからは普通に女の子と、あーだこーだと、
煙草何吸ってんのーとか身体に悪いよーとか中身ゼロパーの会話をしていました。
そしたら最後の方で女の子が、はいていたぱんつを急に脱ぎだして僕の頭にかぶせました。
なんかその瞬間、あー俺終わったなって思いました。あー俺もう真人間じゃないなって。
これでもう俺一生偉そうな事とか言えねーなって。で、パッて向こうの方を見たら
友達も赤いぱんつをかぶってました。笑顔でした。
これでいいんだこれでいいんだと思いました。いや、思おうとしました。
その帰り道、僕が女の子に貰ったぱんつを店に忘れてきた事に気づき騒いでいると、
友達がポケットから赤いぱんつを取り出して黙って僕に渡してくれました。
「でも・・、これ。」
「いいんだよ、お前に持っていてほしいんだ。
 またいつか大阪戻ってくるからそん時まで持ってろよ。」
なんかちょっとしたD級友情物語みたいでした。まあD級どころじゃないんですけど。
友達は来週東京に行くそうです。なんか少し寂しくなりそうな、そんな感じです。