■ | Not Found 第3章

朝7時過ぎ、ピンポンピンポン鳴るから玄関開けたら、大家のババーが立ってた。
今度の選挙自由党のナントカさんに入れてよ、だって。
あーわかりましたーと言ってその場はしのぐ。
まあ大家のババーには悪いけど、俺はハナから選挙に行くつもりはない。
なんで行かないかって言ったら、政治なんてさっぱり興味ないし、
俺が1票入れたとこで結果はかわんないもんねー。ぷー。いやぷー。
何時何分何十秒地球何回周ったときーのノリで、行かない。
あ、でもよく考えたら、29日の選挙の日って、ビアガーデン大会なんだよな。
て事は、たぶんACさんあたりがその話題をふってくるんだろうな。
参議院選どないやねんと。どないなっとんねんと。関西人丸出しでふってくるんだろうな。
そこで、行ってませんなんて言おうものなら、小1時間説教されますよ。
ウイスキーの小瓶で頭こづかれますよ。屋上から落とそう落とそうとされますよ。
だからいちお行ったって事にしようと思います。羽柴誠三秀吉に1票って事にしようと思います。