8/21桜島徹夜ライブ、予定曲数80曲、7万5千人 | Not Found 第3章

8/21桜島徹夜ライブ、予定曲数80曲、7万5千人

恥かしい話、歌に救われたことがある。
年に一度か二度、これはもう死んだ方がマシなんじゃないかってぐらいに悩む時があって、
そんな時、あの世とこの世のド真ん中から俺を連れ戻してくれたのは歌だった。
思えば13年前、やれビーズだワンズだティーエムネットワークだって、
糞みたいな女々しい横文字バンド全盛のご時世、言うたらティーボラン全盛のご時世、
その裏ん側で「泣いてチンピラ」を聴いて救われた田舎の男子中学生がいたわけよ。
そりゃあ俺だって、レディオヘッドが好きな身体に生まれてきたかったよ。
カラオケでバンプオブチキンを歌えばモテモテってことも知ってるよ。
たしかに世界や歴史を相手に歌ってきた連中は事実デカいけど、
でも、俺やっぱりこのおじさんの歌う歌で救われちゃったんだよな。80回ぐらい。
俺は宗教という団体を信じないように、国という正義も信じていないけど、
このおじさんの歌う「死ぬまで生きなさい」という言葉をなんとなく信じて今日までやってきた。
そんなわけで親不孝で申し訳ないけど、今年の夏は鹿児島に行ってきます。
 
 
■箪笥(たんす) 04年7月
★★★★4個

韓国のホラー映画を、天才写真家の上野準さんと渋谷で鑑賞。
ちなみに上野さんってのは、日記の上にある神社での写真を撮った人で、
これは俺が上野さんちで写真を色々見せてもらってた時に見つけた一枚。
このクオリティーの写真を既に10年前に撮ったいうから只者じゃない。
その上野さんをもってしても「箪笥」は映像が美しいと。細かい部分まで色が統一されていると。
ただしホラー映画じゃ褒め言葉になってしまうかもしんないけど、二度とは観たくないと。
 
 
■誰も知らない 04年8月
★★★★★★6個

世の中でなにが一番の暴力なのかってことをこの映画は撮っています。
こういう子供が主役の映画ってマヌケな演技指導されてて、
台詞が棒読みか、変にオーバーリアクションする子供だったりするんだけど、
この映画に出てくる子供、特にカンヌで賞を獲った柳楽優弥はすごいナチュラルです。
ストーリーは本当にたいしたことなくて、俺んちの方がよっぽど不幸だ馬鹿って感じなんだけど、
ただただ、柳楽優弥の絶対値が凄くて、2時間30分も引っ張れたんだと思います。
この人、今の内に褒めておかないと5年ぐらいしたら後悔しそうなので。