人生とは人生という名の情熱でなければならない | Not Found 第3章

人生とは人生という名の情熱でなければならない

■東京タワー 05年1月
★1個

今年もまだあと半年ほどありますが、映画「東京タワー」は間違いなく今年のワースト1でしょう。この映画に関わった人達すべてを集めて、みんなでこの映画の事を忘れる事を提案したい。なかったことにしようよと。俺も観てない事にするから、黒木瞳や寺島しのぶもこの映画に出てなかったことにしようよと。たぶん黒木瞳なんてめちゃくちゃ賛成してくれると思います。
考えたんですが、原作の江國香織って人はおそらく不倫をしたことがないんですよ。不倫をしたことがない女性が、不倫ってこんなだろうって考えて書いたら、これまた不倫をしたことがない男の監督が、よしそれでいこうってなってしまってこんなことになってしまったんだと思う。こんな大惨事を招いてしまったんだと思う。
この映画で描かれているよりも7、8倍、熱く深く、それでいて刹那的な恋愛を嫌というほど体験してきた僕から言わせてもらえば、こんなもんはガキの発想ですよ。マイリトルラバーを聴き始めた中3の発想です。

■下妻物語 04年05月
★★★3個

この映画、女性はたいがい面白かったって言うんですが、結局これは少女漫画なんです。スクリーンの色合いとか、ストーリー設定が少女漫画そのものです。そりゃあお前ら、少女漫画育ちは面白いかもしれんが、こちとら魁男塾育ちにそのノリを押しつけられても困るって話です。ただし、ラストだけはちょっと少年漫画のノリなので少女漫画育ちの女子供は、こんなの初めてって思って、これは新しい→これは面白い→そしてこの映画を面白いと思える私はカワイイってアホ丸出しの流れになってると思うんですが、そんなもんこっちからすると何度も観てる描写なわけです。今さら何を言っとんねんと。ろくでなしブルースを読んで出直せと言いたいですね。