来月、京都へ引っ越す人に宛てる
色々考えてみたんだけど、例えば手塚治虫の失敗作と言われる作品の一つに「日本発狂」っていう漫画があって確かに99%つまんないんだけど、その中ですごく好きな台詞があるんです。日本に住み続けたい者はまた生まれ変わって赤ん坊からやり直さないといけないというわけのわかんない設定の中、それを選んで離れ離れになる男女のヒロインがラストで言う、「日本なんて狭いもの、きっとまた会えるわよ」とかいう台詞。そんな極限の状況で、そんな無責任な台詞を、女に言わせてしまうこの作者は、よほどの天才か、世間知らずのボンボンかどっちかだろうと、これを読んだ当時は思いました。
そう、日本なんて狭いもの、なんです。今はこの台詞のみが頼みの綱です。
またあんまり書くと、職場の高田さんがこの日記をプリントアウトして僕の後ろで読み上げるのでこの辺にしておきます。後略。
そう、日本なんて狭いもの、なんです。今はこの台詞のみが頼みの綱です。
またあんまり書くと、職場の高田さんがこの日記をプリントアウトして僕の後ろで読み上げるのでこの辺にしておきます。後略。