賀正について | Not Found 第3章

賀正について

「明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします」
 
提案なんですが毎年この二言で自分なりの個性を出そうとするのを皆でそろそろやめませんか。なんか省略してみたり、あけましておめでたって言ってみたり、2月頃に言ってみたり、もうそういうのはいいから、そこはもう無理をせずにスッといこうよと提案したいですね。
あと年賀状なんですが、住所と名前と裏のイラストまでもう全部パソコンでやってるならそのままパソコンからメールで送ろうよと。データを送ろうよと。矛盾してますからね、パソコンで作った年賀状って。
だってメールでの挨拶が機械的で味気ないからこそ21世紀になった今でも我々日本人は年賀状を出す道を選んだのに、その年賀状が表も裏もパソコンで打たれた機械的で味気ないゴシック体ってどういうことやねんと。なにそこだけハイテクを駆使しとんねんと。なにそこだけハイテクという名の牙をむき出しにしとんねんと。あー、明朝体でもちょっと頭にきますが、やっぱりゴシック体で「今年もよろしく」って書いてあった時が1番テンションが上がりますね。どう料理してくれようかと。鬼の首を取ったが如く、部屋の中を転げ回りますね。怒りや恐怖を通り越してわくわくしてきます。こんなもんを貰うぐらいなら、まだ手書きの文書をスキャンしてメールで送ってくれた方が嬉しいかもしれません。
あと「コンタクト屋とデパートからしか年賀状がこなかった」的なネタを毎年一人か二人言っちゃってる人がいますが、それももう3年前にやめようと提案したはずです。あんなもんはお笑いハラスメントです。時代が時代なら完全に公然わいせつ罪でしょう。