６月２日の大事件

６月２日。
「監督・ばんざい！」と「大日本人」が同日公開された歴史的な日。
僕は新宿に「監督・ばんざい！」の舞台挨拶を観に行ってたんですが、なんと！そん時！僕の座っていた席の関係で北野武監督と握手することができました！
いや、これはちょっとすごくないですか。
僕が伸ばした手に、あのビートたけしが応えてくれたんです。あのビートたけしが僕のために、僕のためだけに数センチ、手を動かしてくれたんです。あのたけしメモの、あの講談社襲撃の、あのバイク事故の、あのベネチアの、あのビートたけしの右手と僕の右手がほんのわずかな刹那触れたんですよ！
あまりに興奮しすぎてすぐに母親にメールしてしまいました。普段母親にはメールなんてほとんどしないのですが、やっぱり、十代の頃、ビートたけしの発する一字一句すべてに影響を受けて育った僕を最も間近で見ていた人間にこの感動を伝えなければと思ってのことでした。
僕の右手はもうただの右手じゃないわけです。何をするにもビートたけしと握手をした右手になるんです。例えば、この先、万が一、ひょんなことから手マンをする機会があったとして、それはもうただの手マンじゃないわけです。ビートたけしと握手をした手による手マン、という塩梅になるわけです。もう既にそこに一つの付加価値が生まれてるわけです。
４０インチのテレビもある、ドライヤーもある、ビートたけしと握手した手による手マンもある。そうともなればあとはもうそちらさん次第なわけですよ。そちらさんのお気持ち一つなわけですよ。いや、アハハじゃなくて。
とにかく、６月２日、忘れてはいけない日になりました。
ありがとう。