起承転結でみる占い師の出来上がり方

Sugarです。きょうは、

誰か「占い師ってどうやったらなれるんですか？」
自分「特別な資格や試験もないですし、自分で勝手に名乗れば占い師ですよ」

という日頃からよく繰り返される、
自動返信メールのような会話の行間にあるものを、
僕なりにまとめてみました。

ではどうぞ。

----------------------------------------------------------

■起


大抵、ほんの些細なことから「始まって」しまうのです。
僕の場合は中学時代に、サッカー部の練習試合に向かうバスの中、
『ループ』という小説のラストを読み終わって、
プツッと何かが切れたのがきっかけな気がします。
ちなみにそのまま試合会場はバスでスルー、練習もサボり出し、部もクビに。
「生きづらい」とか「神の御業が」とか言い出したら大体始まってますね。


■承


勉強にも本気になれず、部活に燃える訳でもなく、中途半端だった高校時代。
学校から帰って、特にやることもないので、
居間のTVでぼーっとアンパンマンを見ている内に、突然、
言いようのない焦りに駆られてしまうというトラップに度々かかりました。
そのあと、部屋で山田かまちとか読んでたら完璧です。
この時期に迷い込んでいった世界が、後々占い師となったときの土台に。


■転


ふとロマンスグレーになって、冒険の人生とつぜん選びたくなったんですね。あ、「占師」のとこ「DJ」とか「小説家」とかでもいいです。
仕事と並行しながらバイトとか、ボランティアでやる人も多いですが、いずれにせよ、周囲の人間特に親へのカミングアウトは大切な工程です。
いわば、占い師となる上での通過儀礼と言えるでしょう。


■結


占いなんて子供騙しというのが、良識ある現代社会の基本認識です。
このステレオタイプは実に厳然としたものなので、占い師となったその日から、貴方はあえて占いを仕事にしている理由を社会へ弁明し続けることになるはず。（逆に弁明する気がなくなったら、それが占い師の辞め時ということです）
愚痴っぽくなった時は、茨木のり子さんの「汲む」という詩でも音読しましょう。
←イマココ


----------------------------------------------------------


いかがでしたでしょうか？


いちおう思春期の想定でまとめてみましたが、
大人になってからでも同じことが言える気がします。

個人的には他の占い師の方の出来上がり方（レシピ？）
も知りたいところですが、今回はこれでご勘弁を。