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2011年の星模様

気分はすっかり1月くらいのSugarです。

占いの仕事してると早いんです・・と書こうと思ったんだけど、
雑誌も12月には2月号について紙面まとめてたりするし、
どんな仕事も何らかの「予期」を含まないではいられませんね。

本当は、新春を迎えた胸の内の律動のままに筆を取るのがあるべき姿
とは思うんですけど、先のことを予測しないと社会が回らないように
なってしまっているのが今の世なんだから、致し方ない。

とか書いてると、九鬼周造が『青海波』っていうエッセイの中で、
忍び来る年の瀬を思い、その思いを言葉に乗せていくうちに、
テンションが上がっていっちゃう様を思い出します。

以下引用

同じように明後日をも迎えるであろう。明々後日をも、その翌日をも、その翌々日をも迎えるであろう。私はやがて正月を迎えるであろう。」

「甲があれば乙があり、乙があれば丙があり、丙があれば丁があった。甲1があれば乙1があり、乙1があれば丙1があり、丙1があれば丁1があった。甲2があれば乙2があり、乙2があれば丙2があり、丙2があれば丁2があった。甲乙丙丁、甲1乙1丙1丁1、甲2乙2丙2丁2、甲3乙3丙3丁3、甲4乙4丙4丁4、甲5乙5丙5丁5、甲6乙6丙6丁6、甲7乙7丙7丁7。波動だ。波動だ。同じ波が打っている。

「年の波は同じ波長で、無限の岸へ重畳(ちょうじょう)するであろう。私の乗っている小舟がどのあたりで転覆するか。そんなことはどうでもいい。波、波1、波2、波3、波4、波5……波n+1。見渡す限り波また波。無限の重畳そのものがとてもすばらしい。


この後も、文章のテンションはうなぎ上りになっていくんですが、
まぁそれは置いておいて。

自分の乗っている舟がいつ転覆するかがどうでもよくなるほどの境地には、
凡人の自分にはなかなか至れないにしても、
その予行練習としての占いくらいはしてみようかと思います。
占い師だし。

という訳で、前置きが長くなりましたが、

あさって25日夜7時から、新宿の朝日カルチャーセンターにて、
占星術研究家の鏡リュウジさんとNOTFORSALEで、
『2011年の星模様』というテーマで対談させてもらいます。

詳細↓
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=90867&userflg=0

まだ若干席はあるので、興味がある方はぜひどうぞ。