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25歳のリアル~結婚、転職、モテ~

今年で二十代も半ばを回ったSugarです。


最近、自分の周りで転職や結婚をする人が多い気がします。
特にここ数ヶ月はほぼ毎月誰かしらから「結婚しました」報告を
受けているような。。。


ということで調べてみたところ、
あるインターネット調査によれば、
14~19歳のハイティーンの男女600人に「理想の結婚適齢期」について
アンケート調査をした結果、男女ともに、
25歳という回答が最も多いという結果になったそう。
http://specialist.oricon.co.jp/news/20080728_01.html


25歳といえば、
転職市場で第二新卒と定義されるのも25歳まで
というケースがほとんどで、
第二新卒にフォーカスした支援機関がたくさんある一方、
それ以降は年齢という点での企業ニーズも低くなり、
支援の手が薄くなる傾向にあります。


なんというか、
夢見る頃の終焉&現実の再スタート
って感じ。


実際、
Re就活」という転職サイトは会員登録の年齢が25歳までで、
"リトライ、リベンジ、リターン、リアル、あなたのReを叶えてください。"
というメッセージが掲載されているんですが、


じゃあ
25歳までにリベンジもリトライもリターンも叶わなかった大勢の奴らのリアルはどうなるの?
という疑問が自然と浮かんでくる訳です。


傾向としては、
「そこそこ」の労働環境に不平や愚痴をこぼしながら、
ローンの返済に終始する従業員生活を謳歌するとか、
ずるずるとワーキングプアのスパイラルから抜け出せず
中年までいってしまう・・人が多いみたいです。
(このへんの議論は雨宮処凛さんに詳しい)


ちなみに、
昨年秋葉原での無差別殺傷事件を起こしたK君も
事件当時25歳でした。


また、結婚から少し話題は飛びますが、
年齢的な問題でいうと、
「25歳で童貞卒業しないとなんかやばい」
という童貞危機意識のようなものが、
男性にはあるような気がします。


一応ヤラハタって言葉もあるけど、
Yahoo知恵袋とかの質問みてると深刻さがまるで違う…。


人口問題研究所が出している
平成17年度の調査データから計算してみると、
25歳の童貞率は24%


この数値自体にはいまいち信憑性はもてませんが、
それでも、この恋愛資本主義社会において、
25歳成人男子の四人に一人は童貞という予測値は
とうてい無視できません。

つまり
異性間での「モテ」がキーワードの社会にあって、
マイノリティのはずの童貞男子が全然マイノリティじゃないってことです。


ちなみに友人が言うには、
童貞のまま30代に突入すると「魔法使い」になり、
40代になると「妖精」になるそう。。


社会の下層に堆積していく
人外とされたものどもの、
怨嗟の深さやいかばかりか。
(ほっとくと妖怪大戦争おきますよ)


■惑星年齢域における転機の問題


今挙げた「結婚」「転職」「モテ」という
3つのキーワードには、
25歳前後に起こる転機の問題が通底していますが、

実は、占星術で扱う惑星には、
各天体ごとに対応する年齢域があてはめられていて、
上記の転機に相当する移行期があります。


※年齢域

月   0~7歳頃
水星  8~15歳頃
金星  15~24,5歳頃
太陽  24,5~33,4歳頃
火星  35~44歳頃

といった感じで、
個人の発達を、惑星に象徴された「役割」の変化として考えたりします。


当然、人によって、
各段階の役割の変化をスムーズに越えられたり、
裂け目があって、苦労したりと違いがある訳ですが、


実は、(本来)25歳前後に起こる


 金星→太陽


の変化というのは、誰にとってもそれなりに大変です。


というのも、
月、水星、金星の年齢域までは、
保護された環境の中で、
太陽という恵みに照らされながら生きていられるのですが、
太陽の年齢域からは、
自分で周りを照らしていくことが要求されるから。


自分の足で自分を支えて、
リトライでも、リベンジでも、リターンでも
何でもいいから、進んでいく道も自分で決めなさい。
寄りかかって生きる気楽さはそろそろ捨てなさいよと。


想像するだに、
これはつらい、というか、
恐いですよね。。。



■金星→太陽移行期の女性がかかえる問題


さらに日本人の女性の場合、
周囲や男性からどう見られるか、かわいがられるか、
という金星の意識が自分のアイデンティティーになりやすいので、
太陽域への移行は特に難しいと思われます。

これは「セクシーさ、大人っぽさ」を女性の魅力とする欧米と違い、
日本ではある種の「従順さ、幼さ」が女性の魅力として求められる
ということも少なからず関係しているでしょう。

やはり、人にはどうしても、
他者や世間からの視線によって自分を作ってしまうところがあるので、
親や恋人の期待に応えなきゃと思っちゃうマジメな人ほど、
金星のままにとどまりやすく、太陽に象徴される役割や個性を、
自分の旦那に託そうする傾向があるんですね。


このへんが、冒頭の結婚適齢期だったり、
「カッコイイ」仕事がしたいとか、
異性からモテたい(結婚したいではなく)
という意識をめぐる問題とも関係していそうだな、と。


でも、
他人はあくまで他人であって、
自分の太陽を生きてくれる訳ではないので、
そうして金星的な視線ばかり気にして生きていると、
往々にして後でしっぺ返しがきて、

「私が本当に高揚できることって何だろう?」

とか、

「私はまだ完全燃焼していない!」

なんて悩み始めるに至る訳です。

(最近は結婚後も仕事や公的活動を続ける人が増えてきたので、
こういうケースも減ってきていると思いますが、それでも数は多いと感じます)



■自分の太陽と付き合えるか?


そもそも金星というのは、
人生に快楽やいろどりを与える術とか、
どうしたら周りの人とうまくやっていけるか、
といった感性のスタイルを示すもの。


一方、太陽は太陽系の中心原理であり、
地球からみた時の、太陽の背後にある12星座は、
どういう方向性でもって自分が輝いていけばよいのか、
というイメージを示しています。


金星から太陽への移行は、
心地よさを求める原理の追求から覚め、
自らが輝く喜びを探し始める変化を表しますが、
元来が「傷つきやすい存在」である人間のこと、
喜びには常に苦しみがつきもの。


そう考えると、


結婚(に行き遅れるという事態)
転職(というか会社が人員整理で職探し、みたいな)
モテ(ないorただモテても意味がない)


というのは、ちょうどいい具合に
金星→太陽への移行を喚起してくれるイベントなわけで、

僕としては、
25歳時点での結婚なんて大いに行き遅れればいいし、
カッコつけて仕事するか、転職するかして失敗すればいいし、
恋愛でもモテない自分を持て余すか、
逆にあえてモテにいって、むなしくなればいいと思う。


25歳以降のリアルは、
太陽がもたらすそうした苦しみと付き合うことから始まるのかも。