先日の川崎殺傷事件について
「死にたいなら勝手に死ね」
という意見をよく見ます。
もっともだけど、
私にはすごく無責任な意見に見える。
遺族の方や関係者の方が
犯人を恨むのは当たり前です。
私も、もし甥っ子や姪っ子や
かわいい教え子たちが
同じ目にあったらと思うと
いてもたってもいられません。
でも、第三者である私たちがやるべきことは
死んだ人間へ罵声を浴びせることでは
ないんじゃないでしょうか?
これからこんな事件が起こらないように
どんな社会にしていくのか
考えるべきだと思います。
それはもちろん、子どもをどう守っていくか
考えることも必要だけど、
それとは別に、今回の犯人のように
「人を殺したい」と思う人を
減らしていくにはどうしたらいいか
これは個人の問題じゃなく
社会の問題だと思う。
だから「勝手に死ね」ではなく
どうして殺したくなってしまったのか
どうして死にたくなってしまったのか
そこのところを考えていかないと
敵を増やす一方な気がする。
なんで私がこんなふうに思うかというと
私の友人が2年前に
「勝手に死んだ」からです。
ベクトルが内に向いているか
外に向いているのかの違いだけで
根本は同じだと思うのです。
だから犯人を許すべきだと
言っているわけではありません。
誤解を覚悟で書いています。
伝わらないかもしれないけど
似たような思いの人が
いたらいいなと思います。