職場に、永く使用されているノートパソコンがあります。
世代が古いので、OSは Microsoft Windows 7 です。
今時、こんな古い Windows をまだ使っているの?、とツッコミが入りそうですが、
現場に持ち込む専用のノートパソコンですので、ウィンドウズが起動しさえすれば、
新しいとか古いとかは、全く関係がありません。
そして、ネットワークに一切接続する事が無いので、セキュリティの面でも、
新しいウィンドウズへ移行する等、全く関係がありませんでした。
現場での使用に関しては、このノートパソコンで過不足無いのですが、現場で他の方と
一緒に仕事をする場合、その方もノートパソコンを使用されるので、どうしても相手の
ノートパソコンの画面に、目が行くそうです。
そこでも、「わ~古いウィンドウズを使ってますねぇ!」と、言われる事も、多々あるそうです。
そこで、古いノートパソコンでも、ウィンドウズだけでも何とか新しいバージョンに、
入れ替える事は出来ないか?と、何度か相談されたりもします。
確かに、最新のウィンドウズを入れて使用出来ない事も無いのですが、ウィンドウズという
製品は、バージョンが新しくなればなるほど、確実に重く遅くなります。
そもそも、ハードウェアが対応していないという事を無視したとしても、電源投入から
普通に使えるようになるまで、3分~5分も掛かりますと、使う者のストレスが溜まりますし、
作業性が極端に悪くなります。
Windows 11 の導入は、ハードウェア的に無理がありますが、Windows 10 であれば、
試してみる価値はあるかなと思います。
そこで、実際のノートパソコンにて、試してみる事にしました。
Microsoft Windows 10 Home をインストールして、実際に試してみるとして、
どのバージョンをインストールするのかを、決めなければなりません。
Microsoft Windows 10 には、初期の 1507 から、最新の 22H2 まで、沢山のバージョンが
リリースされています。
当然の事ながら、バージョンが新しくなればなるほど、重く遅くなるのは仕方ないですが。
ここで、以前にリリースされた古い Windows 10 のバージョンを、どうやって入手するのか
に付いては、下記のホームページを参照して下さい。

Windows 10 過去バージョンをダウンロードする方法 - パソブル

という事で、総合的に検討してみた結果、初期版から3番目のバージョンとなる、
1607 を選択してみました。
先ず、初期版から3番目のバージョンという事で、それほど重く遅くなってはいないのでは
という事と、画面の構成が見慣れたいつもの Windows 10 の画面になっている事です。
つまり、OSとして Microsoft Windows 10 がインストールされている事が、誰の目にも
明確に解るという事と、Windows 10 でありながら、軽さの恩恵が受けられるという、
この2点です。
しかし、仮に Windows 10 をインストールして、前の方が明らかに良かったから、
インストールする前の状態に、戻して下さいと言われても困りますので、
現在の Microsoft Windows 7 の入っているハードディスクを取り外し、代わりにテスト用
のハードディスクへ交換しておきます。
続いて、Windows 10 のOSは、ネットからダウンロードしてディスクに書き込み、
CDキーの入力無しで、インストールを行います。
当然認証作業等は行えませんが、認証作業を行わなくても、30日間は全ての機能を
使用する事が出来ます。
この30日間の間に、十分に使用可能か動作テストを行い、使用者にもしばらく試して
もらう事にします。
そして、十分な動作テストの結果、問題無いと判断されれば、継続的な使用を考慮して、
認証作業を行います。
と言っても、このまま認証作業を行う事は出来ませんので、一旦 Windows 7 が入っている
ハードディスクへ戻します。
Windows 7 が起動している状態で、Windows 10 をアップグレードインストールを行う事で、
正規認証が受けられます。

Windows 7 からの Windows 10 のアップグレードに関しては、もうとっくの昔に終了したと
思っていましたが、2023年現在でも、正規の認証が受けられました。
一旦 Windows 10 の正規認証が受けられたパソコンは、新規インストールを行っても、
正規認証が受けれるようです。
なので、新しいハードディスクを購入して、新規に Windows 10 をインストールして、
ウィンドウズが1番安定している状態で、継続的に使用が可能となります。
という事で、今回は2023年現在でも、Windows 7 からの Windows 10 のアップグレードが、
可能でしたというお話しでした。