少し前ですが、映画「メッセージ」(Arrival)を観てきました。
ずっと追いかけてる大好きなドゥニ・ヴィルヌーヴ監督(「灼熱の魂」「複製された男」etc.)の作品です。
アカデミー賞でもたくさんの部門にノミネートされてました(音響編集賞のみ受賞)。
短編SF小説の傑作、テッド・チャンの「あなたの人生の物語」(Story of Your Life)を原作にした作品です。
私は未読なのですが、SFファンの間では、カリスマ的な作品らしいですね。
…ある日突然、世界各地に宇宙船が飛来。
ところが、攻撃もしてこず、静かに佇んでいるだけ。
唯一の反応は、数時間毎に宇宙船のハッチが開き、船内で、限られた数の人間が宇宙人との対話を許されること。
しかし、もちろんお互いにコミュニケーションがとれるわけではなく…。
困り果てた米軍は、宇宙人との対話を実現させるべく、世界屈指の言語学者ルイーズ(エイミー・アダムズ)に依頼する…。
こう書くと、ミョーなSF映画かと思われるでしょうけど、この作品の面白いところは、SF映画なのに、宇宙船とか宇宙人がメインになってないところなんです。
アクションシーンも無いです。
あくまで主人公は人間。
宇宙人が身近に存在するという、想像を超えた非日常の世界で、人間が勝手に右往左往する。
人間の性(さが)が丸出しになるんですよね。
でも何より、この作品のメインは、主人公ルイーズの人生。
宇宙人との交渉というのは特異な出来事ではあるけれど、あくまで、ルイーズという1人の女性の人生が転換するきっかけとして描かれています。
面白かったです。
ただ、この作品は、監督が多忙な時期(「プリズナーズ」撮影中)だったため、脚本を別の人が書いてるんですよね。
なので、個人的には、脚本が“惜しい”って感じでしたかね…。
突っ込みどころはけっこう満載だったかな。
脚本を監督がやってれば、テーマが面白いだけに、もっともっと凄い作品になったんだろうけどなぁ…勿体ない。
でも、原作が読んでみたくなりました。
そういえば、ヴィルヌーヴ監督、次作は「ブレードランナー」の続編で、その次は「砂の惑星」のリメイク(?)らしいですね…。
なんでこんな路線になっちゃってるんだ…。
うーーーーん、この2作品は、触れない方がいいと思うんだけどなー。
地雷踏みそうな予感……。
いや、もちろん成功を祈ってますけどね😓

