Fun It

作詞作曲 ロジャー・テイラー
 
ジャズ ジャズ
1,877円
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ジャズ 10曲目に収録されています。
 
昨日家族でしていたイントロ・ドンで間違えてしまった曲でしたアセアセ
(星以前の記事イントロ・ドンを参照)
 
 
(Another one bites the dustと間違えました…私としたことがショック汗
アルバムJazzはたくさん聴いているのに。。)
 
 
そのこともあり、今日はちゃんとこの曲を聴き直そうと思い記事を書くことにしました。
 
 
調べてみると、知っておくべきとても大事な曲でした。

 
“No シンセサイザー” の表示がこの曲から無くなったという、大きな転換点となった曲でした。
 
 
“シンセサイザーに懐疑的だった皆を説得する意味もあり、自らの曲で解禁させた”
とクイーン詩集完全版にも説明がありました。
 
 
さすがロジャー!!と思いました。
今までデビュー当時からずっとこだわりぬいてきたQueenのノーシンセサイザーを解禁してしまうとは、思い切ったことをできるのはやっぱりロジャー。
 
 
私が大げさなのかもわからないのですが、それはQueenの歴史を変える出来事ですよね??
 
 
Queenとしてその時に立っていた立ち位置と時流とをロジャーは客観的にみていて、Queenとしてのその先を見つめた結果、この曲が生まれたのかもしれないな、と思わされます。
 
 
アルバムThe Gameの頃から共同プロデューサーになったラインハルト・マックは、
新たなQueenとしての音づくりにロジャーが一番積極的で熱心だったと言っていました。
 
 
もしかしたら一番はじめに時流にあった新しいサウンドを求め動きはじめたのはロジャーだったのかもしれない、と思いました。。
 
 
「世界に捧ぐ」から、Queenメンバーみんなに自分たちの立ち位置を見直す動きや、抱え込んだ気持ちを曲に込める動きが見られるのですよね。
 
 
それも、それぞれが微妙に違う受け止め方をしていて、将来の方向性やそれぞれのスピード感も少しずつ違ってきて、、
 
 
きっとその頃から少しずつQueen内での足並みがずれていっていたのかもしれないなぁと思います。
 
 
Queenメンバーみんなの中に、スターダムにのし上がったことへの戸惑いや、迷いなどが見え隠れし始めるんですよね。
 
 
逆に言えば、みんなの中に余裕が見えてきて、やりたいことがひと段落して、次に自分がやりたいことを今一度考えてみよう、と仕切り直した頃でもあるかと思います。
 
 
前作のアルバム「世界に捧ぐ」に収録されている、ロジャー作Fight From The Insideはロジャーのはじめてのファンク調の曲だったのだそう。
 
 
そこからまた一歩進んで、ファンク路線をすすめて、できたものがこの曲Fun It とのことです。
 
 
ただ、ロジャー的ファンクナンバーはこの曲で終わってしまったそうです。
 
 
それを引き継ぐ形でジョン作のファンクやブラックミュージックの流れをくむAnother One Bites The Dustにおいてアメリカで大ヒットを収めたのですね。
 
 
(ジョンはもともとその時にソウルやブラックミュージック、ディスコサウンドなどが好きだったと言われています。)
 
 
この曲についての他の新しい試みとしては、ロジャーとフレディがダブルボーカルをつとめていることだそうです。
 
 
セクションごとに確かに分かれています。
そして、2人のデュエットもあります!!
 
 
(私はそれを知る前まで、ボーカルはロジャーだけとばかり思っていました。。)
 
 
そして、ロジャーはシンセドラムも導入しており従来のドラムに重ねてオーバーダブしていたり、、
と。
 
実は新しいもの尽くしの曲だったのですねびっくり
 
…全然気づけませんでした汗
 
 
上記のものはMy Fairy Kingdomさんのサイトから知ったお話です。
 
 
そして、そのサイトにはこんなことも書かれていました。
 
「いわゆるクイーンファンと自称している人でもこの曲は知らない人が多いのではないか。」
と。
 
それ、まさに私のことですガーン!!
いま、この曲、きちんと押さえましたからビックリマーク滝汗
 
 
また、ファンクな曲を続いて出したジョンの曲でした大ヒットしたことから、
「ロジャーは一歩先を行き過ぎていた男」
だとも書かれていました。
 
 
確かに、そうだったのかもしれないですね。
 
 
 
タイトルはFun it! 楽しもう!とありますが、歌詞の中身はほとんど内容がありません。
 
 
頭空っぽでロックンロールを楽しもう!
のようなものがロジャーには以前ありましたが、この曲は少し感じが違います。
 
 
それを、
ロジャーはせっかくDrowseなどで良い曲を作れるようになってきていたのに、ヤケになってしまったのか?
といっているサイトも見かけたりしました。
 
 
ロジャーはアルバム ジャズが好きではないと言っていました。
 
 
ゴミ箱に捨てちゃっていいよ
とジョンと一緒にインタビューに答えていたようなアルバムです。
 
 
そう考えるとロジャーとしては、以前のように好きな音楽を作り出していた頃とは違い、
 
自分が良いと信じられる答えを模索して、実験を繰り返し、なんとか前進しながらも、色々と葛藤の中で曲を作っていた頃だったのかもしれないなぁと思えてきました。
 
 
ロジャーはあまり悩まない人にみえて、他のメンバーと同じようにきっと悩んでいたのだろうな…
と初めてロジャーのそんな気持ちに近づけた気がしました。
 
 
でも、ロジャーはそのような悩みがあったとしても表には絶対に出さない強さがあった気がします!
 
 
ロジャーはプライドで弱みを見せないのではなく、元々の性格から、大したことじゃないよ!なんでもないよ!と通常通りな顔をして笑って返せる人だったのではないかなと感じたりします。
 
 
ロジャーの魅力であり、逆に言えば、誰かに本当の悩みに気づいてもらいにくい人だったのかもしれません。
 
 
あくまでこれは私の解釈で、やっぱり本当のところはどうかわかりませんニコニコあせる
 
 
 
最後にこの曲の歌詞を転載させていただきます。
 
 
[Verse 1]
Everybody in the morning
Should do a good turn all right
Everybody in the night time
Should have a good time all night
Now we got a movement
Don't shun it, fun it

[Pre-Chorus]
Can't you see? Now you're moving free
Get some fun, join our dynasty
Can't you tell? When we get it down
You're the one, you're the best in town

[Chorus]
Hey, everybody, everybody gonna have a good time tonight
Just shaking the soles of your feet
Everybody, everybody gonna have a good time tonight
That's the only soul you'll ever meet

[Verse 2]
They say that moving the body's jive it's all right
That's the only one part of being alive, all right, all right

[Pre-Chorus]
Groove on out, groove on up, okay
Do your thing, do your thing your way
Get your kicks, get your tricks with me
Get up and dance, honey, fun's for free
 
[Chorus]
Everybody, everybody gonna have a good time tonight
Just shaking the soles of your feet
Everybody, everybody gonna have a good time tonight
Time tonight, time tonight
That's the only soul you'll ever meet

[Outro]
Don't shun it, fun it
Don't shun it, fun it
Don't shun it, fun it
 
 

朝には誰もが、  申し分なく、楽しいことをしたらいい  夜には誰もが、  申し分なく、楽しい時をすごしたらいい  さあ、行動を起こそう  避けたらダメだよ  楽しまなくちゃ

わからないかい  君は今、自由に行動しているんだ  楽しみなよ  僕らの仲間に入らないかい  君の一言で  僕らは落ち込んじゃうよ  君は、まさにそうさ  町で一番素敵な人さ

さあ、みんな、みんな、今夜は楽しくやろう  ステップを踏んで、身体を揺らせて  みんな、みんな今夜は楽しくやろう  そんな心持ちには、君はもうなれないだろうから

その身体の動きは、ジャイヴだってさ  いいね  それが、生きているって実感できる、唯一の部分さ  いいだろう

楽しみづつけて、徹底的に  楽しみつづけて、ハイになるまで
得意なことをやりなよ  好きなことを、自分のやり方でさ  お楽しみを捕まえろ  僕と一緒に楽しもう  さあ、踊ろうよ  自由に楽しむんだ

みんな、みんな今夜は楽しもう  ステップを踏んで、身体を揺らせて  みんな、みんな今夜は、今夜は楽しくやろう  今を逃したら、もうチャンスはないかもしれないんだよ

避けたらダメだ  楽しまなくちゃ

逃げるなよ  楽しまなくちゃ

逃げたらダメだ  楽しまなくちゃ