最近はQueenの中期〜後期の曲を聴くことが多い中、久しぶりにアルバムQueenを聴き直すことがありました。
Queenってそうそう、こんな感じだった!!と感覚が戻ってくるような感じがしました
やっぱりQueenらしさやQueenの源流はここにある・・・という感じが聞いていて嬉しくなります。
今になってまた再び聴いてみると前にはよく聞こえていなかったものが聴こえてきます。
ブライアンのギター、ジョンのベース、ロジャーのドラム。
ファーストアルバムではしつこいくらいのオーバーダビングがありますし、それぞれがこれでもかという音や技術を多用しているような感じがして聞いていてみんなのドヤ顔?頑張り顔?が想像できてふふっと笑いが込み上げてきてしまいました
ここまでするのか、というほど頑張りすぎていませんか?
ロジャーの「Ah~~~~!!!!」というファルセットとか多すぎて、もう可愛く思えて仕方がないです。
途中からはそういうものもなくなってしまっているので少し悲しく感じてしまうのですよね・・・。
ブライアンの複雑なギターは初期の方のアルバムほど活躍している気がします。
ギターのことはよく知らないし分からないですが、やっぱりブライアンて凄そう!!と思えます。
ジョンのベースラインのかっこ良さもだんだんとですがわかり始めてきた気がします。
そして、ロジャーの力一杯のドラムはとても愛おしく感じられます
みえるさんの記事にもありましたが、子供が元気いっぱいにドラムを叩いているような感じがして・・
ロジャー!!と笑いがこみ上げてきてしまいました。
ドラムをしている方の記事などを見てみると、テクニック的にどうとか書かれていることはよく分からないのですが・・・
ロジャーは歌心の優れたドラマーだと書いてあり、確かにそう思う!!と思いました。
(フレディの)ボーカルの呼吸や(ブライアンの)ギターの癖に合わせて、自分の体の中にあるリズムを作り出せる、と。
それにもともとロジャーは他の楽器もできますし、ボーカルもしますし、ドラムをリズムだと捉えているだけではなく、歌うように叩いているっていうことなんですね!
ブライアンのギターも同じくギターで歌っているように感じますが、ロジャーもそんな風なのかな、と思いました。
ロジャーのドラムはちゃんとQueenの楽曲にあったドラムを奏でてくれているのですよね、そう感じます。
そして、また他でロジャーのドラムに関しての解説をしている方の解説を見るとリズムが危ういとか、走ってしまいやすい、と書かれていたりするんですね。
意外でした!というかそういうことは全然わかりません。
ライブの時ジョンがロジャーのところに寄ってくる時なんかは事故しかけてる時とかリズムが危うくなっている時だと。。
全然分からない!!
それでロジャーは、素直にジョンのことは聞くそうなんですね。
ジョンのリズムに合わせて戻していったりしているということでしょうか。
ジョンは本当に正確なリズムを刻んでいるようです。
そういう変なプライドがなくて素直に正しいと思うものを受け取ってすぐに行動にも移せるところがロジャーのすごく好きなところです!
ロジャー自身も、リズム感についてはそれほど自信がなかったと言っていたこともあるとも書いてありました。
そうなのかな〜?!
ドラムをしている方に言わせると、ロジャーは基本的にテクニックがあるのはもちろんのこと、もっと凄いところはドラムをしながら歌えるところ、またそのボーカル力だ、と言っている人が大勢いる気がします!(自分調べです)
また、ロジャーのドラムがバタバタしてるとか無駄な動きが多いとかも言われるそうなのですが、、
私は上の方の意見に同意で、Queenの世界観や音楽性に合わせたドラムをちゃんとやっているんだ、と思っています。
別にロジャーがそういう癖でしているわけではなく、必要だからしているのだろうと思います。
ロジャーは男らしい性格から力強いドラムを叩いている節もあるかと思いますが、基本のところはちゃんと周りを見て必要なら一歩下がったりもできる人だと感じます。
One Visionの収録風景の映像の中で、
(11:00〜)
フレディが「ここのドラムは、ダダダダダチーンとやって!」と言ってロジャーに伝えている時も
ちょっと分からなそうな顔をしながらも(ダダダダダチーンはやっぱりわかりにくいと思います。笑)
「・・・OK!!」と言ってそのままフレディの意に沿うように従っていて、自分を持ち出しすぎずにロジャー偉いなと思いました。
ロジャーはそう思える映像が結構あります。
ロジャーはフレディのことを素直に聞いている気がします。
それと、上に書いた話からも、ジョンのリズム的なところでジョンにも従順なのでしょう。
ロジャーが唯一噛み付くところといえばブライアンなのではないかと思います。笑
そこはもっと早く!!
遅すぎる!!
とか噛み付いているのを見かけるからです
またこれもOne Vision 収録映像からですが、ブライアンにはロジャーが指導に行っていますよね。
(06:10辺り)
Queenの中に見える、力関係!笑
ブライアンも優しいところがありますし、ロジャーにはたじたじという感じがあります。
⬆︎何を話してるのかは分からないのですが、ロジャーのこの顔はブライアンに何か怒ってますよね
ブライアンの丸まった背中にちょっと哀愁を感じます…
(ロジャーは可愛いし綺麗なので怒っているのを見ても嫌な気になりません・・笑)
ロジャーがHot Space辺りでフレディとジョンにQueenの音楽とは外れてきてしまうからやめた方がいい、と強く抗議していたのも、ロジャーの意というよりは"マザーシップとしてのQueen"の将来を懸念してのものだったのだろうと思ったりもします。
忠告に背いてシングルを出したAnother One Bites Dustではかなりのヒット、Queenの中でも最高のヒット?を飛ばしましたが、その後Hot Spaceで落ち目になってしまったのでロジャーの見る目は正しかったのだともいえます。
ロジャーはドラム以外の楽器もできるのでQueenの楽曲にもありますが、自分が全て演奏をしてしまったりなどというセルフプロデュースもできる人です。
Queenの中でやりたいようにやっているようにみえて、実はそうではなさそうなので、自分のやりたいことを存分に試してみたかったからソロ活動もQueenの中でも一番はじめにはじめた?
と、そのロジャーの意図も理解ができる気がします。