Spread Your Wings 永遠の翼

作詞作曲 ジョン・ディーコン

 

世界に捧ぐ 世界に捧ぐ
3,240円
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前回記事に引き続き、アルバムNews Of The World(世界に捧ぐ)から。
5曲目に収録されています。
 
名曲と名高いこの曲・・キラキラ
エメラルド・バーで床掃除をして働く少年サミーのお話です。
 
Queenでは珍しい感じの正統派応援ソングな気がします。
ジョン作だからでしょう。ポップでロックなバラード曲。希望を感じられる曲ですビックリマーク

 

 

考えてみるとこのアルバムの1曲目に収録のWe will Rock You (ブライアン作)は今では有名な応援歌でQueenを代表する一曲になっていますが、Spread Your Wingも「翼を広げて飛び立つんだ」って若者にエールを送る立派な応援歌なんですよね。
 
We will Rock Youは血気盛んな少年に対してエールを送る内容のようですが
Spread Your Wingsに出てくるサミーは少し内向的な控えめな少年なんです。
その少年に対しフレディが励ましエールを送り歌う曲なんですね。
 
この2つの曲が同じ場所で続けて撮られたMVであるのも興味深いです。
きっと偶然でそんな意味もなかったのでしょうけれど。
 

私ははじめ、この曲にそれほど注目していませんでした・・。

やっぱりこのアルバムではWe will Rock YouやWe are The Championsのインパクトが強すぎて!!

はじめさらっと聴いただけですと、All Dead, All Deadとメランコリーブルースが直感的に好きだなと思った曲で耳に残りました。

でも追求していくとその代表曲2曲以外の曲が、本当に味わい深い曲が多いことに気づいてきます。

(実際その2曲は聴きたいな・・と思ってきくことがあまりありません汗聴きすぎているからでしょうか。。)

 

ジョン、この頃から作曲の才能を発揮していたと思います。。

シンプルではありますが、歌詞を見たとき心に響いて感動しました。(全英チャートで34位。)

この曲は、シアーハートアタックのA面としてシングルとしてもリリースされていたり、Live Killersにも入っています!

(Live KillersのCDは買えていなかったので再販されるということでこの機会に買いたいと思っています爆笑)

その後は1979年に全米1位となったCrazy Little Things Called LoveのB面として再収録されていたそうです。

 

 

よく曲を解読するのにねこあるきさんの記事を参考にさせていただいているのですが、こちらの記事もとても参考になりましたので、ご存知の方も多いかもしれませんが、よかったら読んでみてください。

https://nekoarukiwayaku.blogspot.com/2017/04/spread-your-wings-queen.html

 

こちらにも書かれているように、この曲の登場人物はジョンの中にあるものかもしれないのですね。

そしてジョンの生い立ちにも納得しました。

星If You can't beat them(ジョン曲)の記事も参照ください。

Queenのみんなが聡明ですが、やっぱりジョンは人ができていて聡明な人だと感じます。

 

そしてねこあるきさんの記事に、一番最後、歌詞にはない "I'll be with you" 「僕が付いている 」が聞こえるのだということで聞いてみると、本当に言っていました・・。フレディのアドリブ。

 

これがBBCバージョンになると、"Let me take you" 「僕が連れて行くよ」に代わっているそうです。
フレディのメッセージなのかも、と書かれていました。きっとそうですよね。フレディ・・・えーん

 

フレディはジョンへのメッセージなのか、私たちへのメッセージなのかわかりませんが、どちらにしても嬉しくなります。

こういうことを知って、この曲がさらに好きになりましたニコニコラブラブ

 

出どころは不明なのですが、「フレディは、控えめで内向的なジョンをこの業界の不安定な世界から守ってあげたいと言っていた」と海外の本を誰かが訳してくれているのを見たことがあります。

他の書記や写真、エピソードなどをみてもきっとそうだったのだろうと感じています。

 

レインボーライブ(記事参照)でのライブの終わりのフレディとジョンの様子とか・・

あの時のインタビューの様子とか・・(My Best Friendの記事参照)本当に些細な細かいところですが。。
もっとあったような気もしますが忘れました。
この写真とか・・
フレディにとって一番年下のジョンに一番優しく、大切にしていた感じが伝わってきます。
 
曲作りにおいてもそうですし、色々とジョンの後押ししたり味方になってくれたのもフレディのようですし。
ジョン、フレディがいて良かったなぁ・・と思います。
フレディはやっぱりそういう意味ではバランサーの役割もしていたような気がします。
 
ロジャーとブライアンは仕事においても、自分たちからすごく意見を主張してきそうですし。
仕事以外のところでは、きっとロジャーは放っておいても自分から甘えてきそうですし、ブライアンは自分の世界で生きていそうですし。笑
2人はたくましいですし、そのままにしておいてもなんとかやっていく2人という感じがします。
 
でもジョンの存在はQueenにとって本当に大きいですよね。みんなそれをちゃんと理解していたのですね。
 
 
ちょっと話がずれますが、ラインハルトマックが4人の曲作りの仕方がそれぞれで・・という話をしています。
 
ブライアンはノートを持って動き回って声に出して歌ったりなどしていたそうですが、ジョンは本当に静かに曲を書いていたそうなのです。
 
ジョンの曲作りの様子は謎だったと話しています。
喋らなくなってしまい、長いことじーっとしているそうで、ジョンがそうなったら曲を書いているんだな、と分かるようになったと言っています。
 
そんな完全に静寂な部屋に、ロジャーが「なんだなんだ、誰の葬式だ!?」と叫びながら入ってきて、フレディが「シーっ!ジョンが創作をしているんだよ!」と耳打ちしていたことは忘れないと話しています。ロジャー笑い泣き
(すごく想像ができます・・)
 
そしてそんなジョンの様子にフレディは「ダチョウ」とあだ名をつけていたそうです。笑
卵を産むまでじっとしていてまるで鳥みたいだからって。
 
というか、誰かがジョンにMy Best Friendを作ってきたときに「二度と歌うな」と言ったということがあるんじゃないかと一瞬頭をよぎったのですが・・そうだとしたらジョンかわいそうすぎます・・笑い泣きもしそうならジョンもそこまで頑なに守らなくていいよーーあせると思いますが、、それとももしかして意地になって根に持ってるのかも⁈あせる
 
そうしてジョンが楽譜を書き終えたら、あとでみんなで改良していくという作業をしていたようなのですよ!!
 
 
長くなってしまいました。
 
この曲の、何より一番気になってしまうMVの話は・・・次の記事でまとめます。
 
歌詞を記載させていただきます。
 
"Spread Your Wings" 和訳

Sammy was low
サミーは沈んだ気持ちで膝を抱え

Just watching the show
雑然と、酒瓶や荷物が積まれた暗い裏方から
煌びやかな表舞台のショウを、ただ眺めていた

Over and over again
何度も何度も、仕事も時間も忘れて

Knew it was time
その時が来たと

He'd made up his mind
今こそ思い立つ時だと分かっていた

To leave his dead life behind
この生き甲斐のない、日陰の人生に別れを告げなければ


His boss said to him
しかし今日こそは、と思いつつ
支配人の、サミーの雇い主が言うことに反論できず、
無為に時間だけが過ぎていく

ぼんやり座り込むサミーの前に、支配人が足音を立ててやって来て
見下ろしながら呆れ顔で言う

"Boy you'd better begin
「お前なあ、いつまでそうやっているんだ

To get those crazy notions right out of your head
また悪い癖が始まったのか
悩むくらいなら、バカなことを考えるのはよせよ

Sammy who do you think that you are?
サミー、聞けよ
人間には身の丈ってもんがあるんだ
お前は自分をなんだと思ってる?

You should've been sweeping up the Emerald Bar"
いいから、さっさと仕事に戻れ
この、バー・エメラルドの床掃除が、
今お前がやるべき現実だろうが」


急き立てられ、重い腰を上げ、
床を掃くブラシの音を遠くに聴きながら
サミーはまだ煮え切らない思いを、反芻していた


Spread your wings and fly away
勇気を出して、翼を広げて飛び立つんだ

Fly away, far away
風を切って、君が望む高みへと飛んで見ろよ

Spread your little wings and fly away
君の小さな翼を広げ、大空へ乗り出そう

Fly away, far away
高く、どこまでも高く

Pull yourself together
だから、しっかりしなよ

'Cos you know you should do better
誰が何を言おうが
自分が一番、最善の道を分かっているはずだろう

That's because you're a free man
自分を縛っているのは自分だと気付きなよ
君はいつだって自由なんだ


He spends his evenings alone in his hotel room
サミーは仕事が終わると、決まって独りで夕暮れの中
借りた部屋の中で過ごした

こんな毎日をいつまで繰り返せばいいのか、と
何度思ったことだろう

Keeping his thoughts to himself, he'd be leaving soon
分かってる、誰に話したところで一歩を踏み出すのは自分だ
こんな所で腐ってる場合じゃない
今すぐにでも、夢を追いかけるんだ

Wishing he was miles and miles away
想像は鉛のように重い体を抜け出し
彼方へと想いを馳せる

Nothing in this world, nothing would make him stay
よどんだ瞳は活き活きと輝きを取り戻し、
彼を止めるものは何もない、押し留めるものなど有りはしない


Since he was small
サミーは周りと比べて背も低く、
声も小さいみそっかすだった

Had no luck at all
運にはことごとく見放され

Nothing came easy to him
何をやるにしても、困難が付きまとっていた

Now it was time
根拠も自信も無いけれど
きっと何もしないままなら、先は見えている

He'd made up his mind
だから、今こそ変わらないといけない時だ

"This could be my last chance"
「たぶん、この機会を逃したらあとは無いだろうな」
漠然とした焦燥感が彼を奮い立たせる

サミーが力強く顔をあげた瞬間、目に飛び込んできたのは
腰に手を当ててしかめっ面をした支配人だった

His boss said to him, "Now listen boy!
サミーを挫くかのように、
ため息と苛立ち交じりに支配人は語気を荒げた
「今日という今日はさ、おい、頭に叩き込んでおけ!

You're always dreaming
どうでも良い大きな夢とやらに、いつもふけっているけどよ

You've got no real ambition, you won't get very far
実際どうなんだ、お前にやり遂げるだけの度胸なんかあるか?
何か実績でもあるか、無いだろ?
お前の描く夢には程遠いんだよ

Sammy boy, don't you know who you are?
サミー、なあ、俺はお前を思って言ってるんだ
高望みしすぎなんだよ
地に足付けて生きるのが真っ当だと思わないのか?

Why can't you be happy at the Emerald Bar?"
夢なんて追っかけて、失敗したら目も当てられないって
お前もよく分かってるだろ

仕事が無い奴だっているんだぜ
ここのバー・エメラルドで働けるだけでも充分だと思うがな
お前は恵まれているんだ、いい加減分かれよ」

サミーはこぶしを握り、言い返すことも出来ずうつむいた


So honey
ねえ君、自信を持って

Spread your wings and fly away
その背中には翼がある
広げてみなよ、空へと飛び立つんだ

Fly away, far away
高く、遠く、君の望むところへと

Spread your little wings and fly away
小さな翼を広げて、一歩踏み出してごらん
真っ逆さまだなんて怖がらないで

Fly away, far away
風を味方にして軽やかに舞い上がるから
そう、どこまでも遠くへ

Pull yourself together
大丈夫だよ、自分を信じて

'Cos you know you should do better
自分が為すべき最善のことを、君は分かってるんだろ

That's because you're a free man
そして君はいつでも自由だから

Come on, honey
さあ、行こう