3週間終了、なんて短い3週間！
振り返ってみる
単身イタリアに乗り込んだあたし、不安材料のひとつに・・・
語学学校に来る人って若人が多いんじゃね？その若人が休み時間とかに英語で親交を深めたりするよね、しかも若人の英語ってものすごく早かったりするよね・・・。
そうなるとイタリア語もダメ英語も中の下のあたしは、うわーこれは浮くわ、間違いなく。
雨の日が多かった
到着して4日間くらいは暑くて、たまらず薄手の服を買いに走った
街中を腹や肩を出した娘が闊歩していたのに
5日目雨が降って突然寒くなった
これまたたまらず手袋を買いに走った
そして・・・
暖房器具の無い部屋で凍死を覚悟したものだ
いざ学校へ行ってみると”案ずるより産むが易し”生徒は老人（かなり御高齢と思われる・・・多分）と若者半々くらいだった、中間の年齢層がぽっかりいないのは普通仕事してるよねその年齢の人たちって・・・、あたしってばどんだけ”有閑マダム”なのさ？いやいやいやお金はないけど暇はある”なんちゃって有閑マダム”ってところか？。
そして授業以外の時間の会話はと言うと・・・皆さんがっつりイタリア語、よほど困った時はちらりと英語（単語）を小声で使う。
なんの心配もいらなかった。（イタリア語がさっぱりわからない事以外は・・・）
ボローニャの中心はポルティコがあるから突然の雨も怖くない
学校側が”市内観光””飲み会””近隣の名所観光”等々いろいろなイベントを用意していてメンバーを募る張り紙が廊下に貼ってある。
「あたし、喋れないから不参加・・・」では意味が無い、ここは参加でしょう。
学校に集合して15人くらいが現地へぞろぞろ歩いて行くんだけど、面白いことに学校に友達と来てる人もいるしクラスメイトは普通に仲が良いけどその”仲良しグループが常につるんでる”ってことが無い、3人くらいが固まって歩いてるんだけど分裂しては他の人とくっついたりまるでボルボックス状態（あれは分裂するだけか）。
たまにポツーンと一人で歩く瞬間があって「あー楽、しゃべりながら歩くのって苦手なんだよなー（しかも言葉解んないし）」なんてひと時の休憩を楽しんでいるとどっからとも無く誰かしらがやって来てお喋り再開、
「いつどこにいても一人になんかさせるものか！」がスローガン？。
確かにここまで来てぐじぐじしてたらアホでしょうそれこそ浮きまくりますわ、ここは思いっきりはじけるのが正しいってことだ（はじけ過ぎ注意）。
ザンボーニ通りから見た塔、折れたらおっかないな・・・
老若男女（7:3くらいの割合で女性が多い）とにかく喋る、喋る、喋る、そのために来てるんだから喋らにゃ損。ここでまた疑問発生、皆さんあまり言葉が通じていないと思うんだけどなんで盛り上がれるのか不思議でたまらない。
ターシャとなにやら盛り上がって話してると突然彼女が頭を抱えて
「あーストレス！あーストレス！あーストレス！うー」
3回も言ったね？どうやら単語が出てこなかったらしい、それでもイタリア語で喋ろうとするとはあっぱれ！。それよりあなたレベルでストレスとか言ってたらあたしはどうすんのさ？可哀想な人ですかね？
やはりわざわざ外国に勉強しにくる人たちってなんかしらのポテンシャルが高いのね、この際だから引きずられましょう、どこまでも。
大型犬を飼ってる人が多い気がするけど（しかも2頭とか）
やっぱ室内で飼ってるんだよね？大型室内犬
最終日、ターシャと飲みに行く事になった
「その時は、英語にしようね・・・」
「トーゼン！」
知らなかった・・・喋れないくせに
英語で話すのがこんなに楽だったとは！
とは言ってもお互いに所々イタリア語がはいる、ルー大柴状態だった。