日本ヒューレット・パッカード(HP)は4月4日、個人向けノートPCの2011年Acer TravelMate 4310バッテリー 春モデル第3弾として、ラインアップの最上位に位置する「ENVY」に17.3型ワイドモデル「HP ENVY17-2000」を追加した。同社直販サイト「DirectPlus」での価格は、最小構成時で9万9960円。4月下旬より発売する。
HP ENVY17-2000は、17.3型ワイド(1920×1080ドット/1600×900ドット)の光沢液晶ディスプレイを搭載するハイパフォーマンスノートPC。ENVYブランドの特徴であるデザインは、天面とパームレストにエッチング処理を施したアルミを採用し、Acer TravelMate 3270 バッテリー
底面にもマグネシウム合金を用いるなど、フルメタルの外装だ。また、「HP ENVY14 Beats Edition」でおなじみのキーボードバックライトや、ヒップホップミュージシャンのDr.Dre(ドクター・ドレー)が手がけた「Beats Audio」も踏襲しており、前面スピーカーと底面のトリプル・バス・リフレックス・サブウーファとあわせてクリアかつ迫力のあるサウンドを楽しめる。
アルミにエッチング処理を施した外装デザイン(写真=左)。10キー付きAcer TravelMate 3262 バッテリー キーボードは、暗がりでバックライトが光る(写真=中央)。底面にサブウーファを搭載(写真=右)
基本スペックはBTOメニューでカスタマイズでき、CPUはCore i7-2630QM/2820QM/Corei5-2410Mの3種類、メモリが4Gバイト/8Gバイト、ストレージはHDDとSSDの組み合わせを選択できる。2.5インチベイを2基搭載しており、システムドライブAcer TravelMate 2480 バッテリー
をSSDにする、もしくは2台のHDDでRAID 0構成にするなど、よりパフォーマンスを追求した構成が可能だ。また、グラフィックスは外付けのAMD Radeon HD 6850を搭載し、AMD Eyefinityテクノロジーをサポート。左側面にHDMI、Mini DisplayPort、アナログRGBと3つのビデオ出力を備え、最大3つのディスプレイに各1920×1080ドットで表示できる。Acer Asprie 5580 バッテリー
光学ドライブは、スロットローディング式のDVDすーマーマルチ/Blu-ray ROMのコンボドライブとなっている。
本体左側面(写真=左)と右側面(写真=中央)。AMD Eyefinityに対応し、最大3つの画面に同時出力できる(写真=右)
インタフェース面では、各種メモリカードに対応する5in1スロットやUSB 3.0なども搭載。無線機能としてIEEE802.11a/b/g/n対応+Bluetoothを備える。また、タッチパッドは、3本指で任意のアプリケーション(デフォルではIE)を起動するマルチタッチジェスチャーにも対応した。Acer Asprie 5570 バッテリー ソフトウェアとしてAdobe Photoshop Elements 9およびAdobe Premier Elements 9がプリインストールされるほか、Microsoft Office Personal 2010の有無を選択できる。OSは64ビット版のWindows 7 Home Premiumだ。Dr. DreおよびBeats Audioとのコラボレーションは、デザインや演出の部分だけにとどまらない。目玉機能といえるのが、サウンAcer Asprie 5050 バッテリー ド機能だ。本体内蔵のステレオスピーカーの設計にあたってはボディの素材やラバーコーティングなど、ボディ全体の構造から音の共鳴まで緻密(ちみつ)に煮詰めているという。
また、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)の音質チューニングをDr. Dreが担当することで、ヘッドフォン出力、内蔵 のステレオスピーカーともに迫力のある重低音とクリアな高音域の出力を実現している。
日本HPでは日本音響研究所に音質分析を依頼しており、ENVY 14 Beats Editionを一般的なノートPC(HP Pavillion Notebook PC dv6a)と比較分析した結果、中~高音域(5000Hz以上)で音圧が高くフラットな特性であり、音像の定位が鮮明であること、そして低音域Acer Asprie 3680 バッテリー 約750Hz付近)でも14デシベル程度音圧が高く迫力のあるサウンドと評価されている。
Beats Audioのオン/オフはFn+Bキーで切り替えられるが、オンにしたほうが断然印象がよい。オフの状態ではノートPCのスピーカーによくあるような低音の弱いスカスカした印象の音だが、オンにすると中音域の厚みが増し、低音もしっかりAcer Asprie 3050 バッテリー 効いてメリハリのあるサウンドになる。
前面に配置された内蔵ステレオスピーカーの出力も確かに高品質で、大音量にしても音割れすることなく、クリアで迫力のあるサウンドを聞かせてくれる。また、独自にチューニングしたというヘッドフォン端子を2基搭載しており、2人同時に音楽を鑑賞できる点も見逃せない。
イコライザーなどを備えた「Beats Audio」のサウンドユーティリティ。Acer Aspire 5570Z バッテリー DSPのチューニングをDr. Dre氏が行なっており、ミュージシャンがクリエイトした音に近いサウンドを再現できるという。Fn+Bキーで、効果のオン/オフを切り替えられる
基本スペックも充実、GPUはハイブリッド仕様
ノートPCとしての基本スペックも充実している。CPUはCore i5-460MHP Compaq nx6115 バッテリー (2.53GHz/最大2.8GHz、3次キャッシュ3Mバイト)で、現行のインテル製ノートPC向けCPUラインアップにおいて中堅クラスに位置するモデルだ。チップセットにはIntel HM55 Expressを採用している。
基本動作クロックは2.53GHzだが、省電力機能のEIST(Enhanced Intel Speedstep Technology)と自動オーバークロック機能のTurbo Boostに対応しており、動作クロックは最低1.2GHzから最大2.8GHzまで、CPU負荷やCPUの温度などに応じてHP Compaq nx6110 バッテリー
頻繁に変化する。また、デュアルコアながらHyper-Threading(HT)により4スレッドの同時実行が可能で、マルチスレッドに最適化されたマルチメディア系のアプリケーションも高速に処理できる。
CPUにはCore i5-460Mを採用。デュアルコアながらHyper-Threading(HT)により4スレッドの同時実行性能を持つほか、省電力機能 のEIST(Enhanced Intel Speedstep Technology)と自動オーバークロック機能のTurbo Boostにも対応する
グラフィックス機能はCore i5-460Mが統合しているHP Compaq nx6105 バッテリー
Intel HD Grapchicsのほか、外部GPUとしてAMDのATI Mobility Radeon HD 5650(グラフィックスメモリ1Gバイト)も搭載。電力を節約したい場合はIntel HD Graphics、パフォーマンスが欲しい場合はATI Radeon HD 5650というように、切り替えて利用できる。
グラフィックス機能は、CPU内蔵のIntel HD Graphicsのほか、外部GPUとしてATI Mobility Radeon HD 5650を搭載する。ATI Mobility Radeon HD 5650はDirectX 11対応のミドルレンジGPUで、負荷の特別高いタイトル以外であれば3Dゲームも楽しめる
このような統合GPUと外部GPUのハイブリッドHP Compaq nx6100 バッテリー タイプはインテルとNVIDIA、あるいはAMD同士の組み合わせが多く、インテルとAMDの外部GPUを組み合わせた製品は珍しい。切り替えの方式としてはAMD同士(AMD Power Xpress)の切り替えと同じで、Windows 7上のユーティリティでどちらかを選択する。
デフォルトの設定ではACアダプタ駆動時にATI Mobility Radeon HD 5650が利用さHP Compaq nx5100 バッテリー れ、バッテリー駆動時に自動でIntel HD Graphicsに切り替わるが、手動での切り替えもできる。なお、切り替わる際には切り替えを確認するダイアログが表示され、画面が一瞬ブラックアウトする。
GPU切り替えユーティリティは、デスクトップを右クリックして表示されるメニューからアクセスする標準ではACアダプター駆動時に外部GPU、バッテリー駆動時に内蔵GPUを利用するようになっているが、手動での切り替えも可能だGPUが切り替わるHP Compaq nc6400 バッテリー 際にはこのようなダイアログが表示される。切り替わる際には1~2秒画面がブラックアウトする
バッテリーを外した場所にあるネジを取ると、底面のカバー全体が外れ、メモリスロットも露出する
メモリはPC3-10600 SO-DIMMに対応しており、標準で4Gバイト、最大では8Gバイトまで増設可HP Compaq nc6320 バッテリー
能だ。データストレージは640Gバイトの2.5インチのSerial ATA HDD(5400rpm)を採用している。HDDベイはバッテリーカバー内からすぐにアクセスできるが、メモリモジュールの着脱はネジ止めされた底面カバーを外す必要がある。左側面には光学ドライブとしてスロットイン式のDVDスーパーマルチドライブHP Compaq nc6300 バッテリー
を搭載している。
なお、直販のHP DirectplusモデルはクアッドコアのCore i7-720QM(1.6GHz/最大2.8GHz、3次キャッシュ6Mバイト)と7200rpm/640GバイトのHDDを備えており、量販店 モデルよりハイスペックだ。それ以外の仕様は2モデルで共通化されている。
通信機能とインタフェースは十分な内容
通信機能は、1000BASE-T対応の有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応の無線LANに加えHP Compaq nc6230 バッテリー て、Bluetooth 2.1+EDRも装備する。
本体に標準装備した端子類の内容は、USB 3.0こそ搭載しないが、全体的にスリム型のA4ノートPCとしては十分な内容だろう。
有線LANのほか、eSATA/USB 2.0兼用ポートをHP Compaq nc6220 バッテリー 含めたUSB 2.0ポートを3基、SDHC対応SDメモリーカード/MMCスロットを装備。ディスプレイ出力としてMini DisplayPortとHDMI 1.3を備える。また、前述したようにヘッドフォン端子は2基あり、それぞれライン出力/マイク出力との兼用となっている。液晶ディスプレイの上部には92万画素のWebカメラ(HP TrueVision HD)も装備している。
前面にはステレオスピーカー、SDHC対応SDメモリーカード/MMCスロットLenovo ThinkPad Edge 15inchバッテリー を装備底面には排気口が配置されている。サイドのメタリックな鏡面仕上げが美しい
左側面にはDVDスーパー
マルチドライブ、2基のUSB 2.0、2基のヘッドフォン出力を装備右側面にeSATA/USB 2.0兼用、HDMI出力、Mini DisplayPort出力、盗難防止ロック用スロット、有線LAN、排気口、DC入力が並ぶ
HP ENVY14 Beats Editionのデバイスマネージャ画面Lenovo ThinkPad E40バッテリー 。2つのディスプレイアダプタが登録されているのが分かる。HDDはSamsung製のHM641JIだった
Photoshop/Premiere Elements 8を標準搭載
プリインストールOSには64ビット版のWindows 7 Home Premiumを採用しており、標準搭載する4Gバイト(最大8Gバイト)のメモリをフル活用できる。また、独自のAV再生/編集統合ソフト「HP MediaSmart」をはじめ、メディア再生/ライティングソフト「CyberLinkLenovo ThinkPad E50バッテリー DVD Suite」のほか、「Adobe Photoshop Elements 8」に「Adobe Premiere Elements 8」といったアドビシステムズの個人向けクリエイティブツールも付属する。 液晶ディスプレイのサイズは14.5型ワイド、画面の表示解像度は1366×768ドットに対応する。表面は光沢仕上げで、標準の壁紙が黒いこともあって照明などの光が映り込みやすいが、写真などを鮮やかに表示できる。特にコントラストが浅いような印象もなく、標準的な表示品質だ。
一方、ノートPC用のTNパネルだけに上下方向の視野Lenovo ThinkPad T410sバッテリー 角は狭く、液晶ディスプレイのヒンジも最大125度程度までとあまり開かないため、上からのぞき込むような姿勢ではちょっと見づらく感じる。机の上に置いて普通に利用するぶんには問題はない。
1366×760ドット表示の14.5型ワイド液晶を内蔵ディスプレイのヒンジは125度程度までしか開かない
浮き石型キーボードは赤く光るLEDバックライト付き
同社が浮き石型と呼ぶキー間隔を離したキーボード
キーボードはキートップのみが表面に露出しているアイソレーションタイプで、Lenovo ThinkPad T400sバッテリー
HPが呼ぶところの「浮き石型」を採用している。マットブラックのキートップにレッドのプリントが映え、しっとりとした感触のラバーコーティングされたキーボードベゼル/パームレストと合わせて、高級感抜群の仕上がりとなっている。LEDバックライト機能を装備しており、バックライトのカラーも当然レッドを採用している
。
キーボードは6段配列で、四隅に丸みを持たせたデザインとなっている。最上段のキーのみ少し小さめ(実測キーピッチ横14×縦13.5ミリ)だが、主要キーを含めてほとんどのキーでキーピッチを約19×19ミリ、キーストロークを約2ミリ確保している。Lenovo Thinkpad T61u バッテリー キーのスイッチはわずかに反発が強めかという程度で、ラフにタイプしてもたわみを感じることはなく、おおむね良好なタッチ感だ。
ただし、キーの配列には少しクセがあり、EnterキーLenovo Thinkpad T61p バッテリー の右にPgUpやPgDnなどのキーが並ぶ。Enterキーもそれほど大きいわけではなく(実測サイズは横21~26×縦35ミリ)、慣れないうちはミスタイプしやすいと感じた。
レッドのLEDバックライトが個性的だ
なお、最上段に並ぶキーは音量調整などのメディア操作や光学ドライブのイジェクト、輝度の上げ下げ、無線LANのオン/オフ、キーボードバックライトのオン/オフといったワンタッチボタン機能とファンクションキーの共用となっているが、標準では前者が優Lenovo Thinkpad T61 バッテリー
先されている。つまり、ファンクションキーを利用するにはFnキーと最上段のキーの同時押しをする必要がある。
HPのノートPCではおなじみの仕様だがLenovo Thinkpad T400 バッテリー 、他社製ノートPCに慣れているとちょっと戸惑う仕様だ。BIOSセットアップで入れ替えができるので、ファンクションキーを多用するなら入れ替えることをおすすめする。
マルチタッチ対応のクリックパッドを装備
タッチパッドとクリックボタンを一体化したクリックパッド
ポインティングデバイスは、タッチパッドとクリックボタンを一体化した「クリックパッド」Lenovo Thinkpad R61i バッテリー
を採用している。パッド表面に左右ボタン部分を示すラインがプリントされており、その辺りを下に向かって押すとパッド全体が沈んでクリックされる仕組みだ。
シナプティクス製のマルチタッチ対応ドライバが導入されており、2本指での縦横スクロール、つまみズームなどの機能が標準で有効になっている。パッド部分の滑りは上々で、クリックボタンの感触も悪くない。パッド面積も大きい(実測107.5×61ミリ)ため、マルチタッチの操作もやりやすい。
クリックパッドは白色LEDのある左上をダブルクリックするとFUJITSU LifeBook T4215バッテリー
機能をオフにでき、キー入力中の誤操作を防げる。LEDで有効(点灯)と無効(非点灯)がすぐに分かるように配慮されているのは便利だ。
クリックパッドにはシナプティクス製の多機能ドライバが導入されており、2本指での縦横スクロール、つまみズームなどの機能が標準で有効になっている。回転機能や3本指タップでのアプリケーション起動、3本指でパッドを弾くことによるWebページ送り/FUJITSU LifeBook T4220 Tablet PC バッテリー 写真送りなどの機能はユーティリティで設定すると利用可能になる
ハイレベルのパフォーマンスを実証
それでは今回入手した量販店向けモデルの実力をFUJITSU SIEMENS LifeBook T4210バッテリー ベンチマークテストで調べていこう。一部のテストではATI Mobility Radeon HD 5650利用時とCPU内蔵のIntel HD Graphics利用時の両方の設定で行ったので、グラフィックス性能の差にも注目してほしい。
Windowsエクスペリエンスインデックスのスコア
Windowsエクスペリエンスインデックスのスコアは右の画面に示した通りだ。ノートPCとしてはかなりハイレベルのスコアが出ている。ATI Mobility Radeon HD 5650利用時はPCMark Vantageの総合スコア(PCMark)で6004とハイレベル。Windows 7環境で日常操作から動画鑑賞、ちょっとしたゲームやエンコードまで快適にこなせることを示している。
DirectX 9.0c世代のベンチマークテストである3DMark06でも6942とまずまずのスコアが出ており、比較的描画負荷の低いタイトルであれば十分3Dゲームも楽しめる性能がある。DirectX 8.1世代のタイトルであるFINAL FANTASY XI Official Benchmark 3ではLowFUJITSU SIEMENS LifeBook T4215 バッテリー で8523という高いスコアをマークしている。最新のFINAL FANTASY XIV Official BenchmarkのスコアはLowで1428と、「動作困難(1500以下)」に分類されるレベルで、プレイするのはさすがに難しい。
Intel HD Graphics利用時は、やはり3DMark06、PCMark05のGraphics、PCMark VantageのGamingと、3D描画処理を含む部分でスコアが大きく落ち込んでいる。ただ、それ以外の項目ではほとんど差がなく、ゲーム以外なら十分こなせることが分かる。Fujitsu Stylistic ST4000P バッテリー メモリ容量やデータストレージは、BTOである程度柔軟にカスタマイズすることができる。メモリにはPC3-10600 SO-DIMMを採用しており、容量は8Gバイト、4Gバイト、2Gバイトの3種類が選べる。データストレージは2.5インチのHDD/SSDを採用しており、BTOで1TバイトHDD(5400rpm)、500GバイトHDD(7200rpm)、160GバイトSSDなどの選択肢が用意されている。
今回の評価機は160GバイトSSDを採用しており、SSDにはIntel X25-M(SSDSA2M160G2HP)Sony VGP-BPS9A/S を搭載していた。なお、SO-DIMMソケット(2基)とHDDベイ(1基)には底面のカバーを開けるとアクセスできる。右側面の光学ドライブは、Blu-ray Discドライブ(DVDスーパーマルチドライブ機能搭載)かDVDスーパーマルチドライブかを選択可能だ。
通信機能は、ギガビット対応の有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n対応の無線LANを標準装備しており、BTOではBluetooth 3.0も追加できる。本体装備のコネクタは、USB 3.0とUSB 2.0ポートを2基ずつ、2in1メディアスロット(SDXC/SDHC/SD、MMCに対応)を装備。ディスプレイ出力としてMini DisplayPortとHDMI、アナログRGB出力を備える。このほか、サウンド端子が3基(マイク入力×1、ヘッドフォン/ライン出力×2)用意されている点も目を引く。Sony VGP-BPS13A/S 液晶ベゼル上部には92万画素のWebカメラ(HP TrueVision HD Webcam)、パームレスト右に指紋センサーも装備する。
ExpressCardスロットやeSATAポートは省かれているものの、USB 3.0ポートを2基装備するなど、最近のトレンドに沿った内容といえる。ちなみに、スタンダードラインのエスプレッソブラックモデルはUSB 3.0ポートを搭載せず、USB 2.0ポートが4基となり、指紋センサーも省かれる。バッテリー駆動時間の計測は、海人氏のBBench 1.01を利用して測定した。ただ、モバイルというサイズの製品ではなく、テキスト編集中心に使うというPCでもないので、今回はいつもと条件を変Sony VGP-BPS13B/B えて行ってみた。
計測条件は、約1分間のAVCHDムービー(1280×720ドット/約15Mbps)を無限ループで再生(サウンドはヘッドフォン出力)させつつ、無線LANで常時接続し、BBenchの設定によるWebページ巡回(120秒おき10サイト)、テキスト入力(60秒おき)を併用Sony VGP-BPS13AS するというものだ。電源プランはデフォルトで設定されている「HP推奨(ディスプレイの輝度70%)」を使用している。グラフィックス機能はCPU内蔵のIntel HD Graphicsを使用した。
結果は標準バッテリーで2時間36分、スリムバッテリー増設時では5時間23分(いずれも残り5%で休止状態へ移行)の駆動が可能だった。これだけシビアな条件下でも5時間以上の実働が可能というのは心強い限りだ。
発熱の処理と静音性はどうなっているのか?
発熱の処理は優秀な部類に入る。室温24度の環境でSony VGP-BPS13B/S PCMark05と3DMark06を連続して実行した後でも放射温度計で計測したパームレスト表面温度は左で28度、右で31.5度とクールな状態で、キーボードも35度が最高と不快な印象はない。底面もさほど熱くならない。
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