「Studio XPS 9100」は、デルのハイエンドデスクトップPCブランド「Studio XPS」シリーズの最上位モデルだHP Compaq NX4800 ACアダプタ 。「Studio XPS 9000(旧名:Studio XPS 435)」の後継にあたる製品で、6コア12スレッドの同時実行が可能なCore i7-980X Extreme Editionに対応するとともに電源ユニットが強化され、オプションでUSB 3.0ポートも追加できるなど、より高性能かつ高機能なシステムが構築できる。

 スペックをカスタマイズしてオーダーできるBTOに対応しており、BTOのベースとなるお買い得なパッケージは3種類が用意されている。ここではCore i7-980X Extreme EditionやATI Radeon HD 5970を搭載するウルトラハイエンドなシステムHP 482186-003 構成が可能な「Studio XPS 9100プレミアムパッケージ」を中心に紹介しよう。

現行最速CPU「Core i7-980X Extreme Edition」に対応

 基本システムにはインテルのLGA1366プラットフォームを採用している。Compaq Presario F700 バッテリー 「Studio XPS 8100」が採用するLGA1156よりもさらに上位のウルトラハイエンドという位置付けで、システム全体のデータバス帯域を重視したシステム構成だ。メモリアクセス、システムバスともに高速で、CPUはもちろんだが、グラフィックス、ストレージ、ネットワークなどにもハイレベルなパフォーマンスを要求するユーザーに適している。

 プレミアムパッケージでは、CPUに現行最速CPUであるCore i7-980X Extreme Edition(6コア/12スレッド、3.33GHz/最大3.6GHz、12Mバイト3次キャッシュ)をはじめ、Core i7-970(6コア/12スレッド、3.2GHz/最大3.46GHz、12Mバイト3次キャッシュ)、HP Pavilion dm1 バッテリー Core i7-960(4コア/8スレッド、3.2GHz/最大3.46GHz、8Mバイト3次キャッシュ)と3種類の選択肢が用意されている。

 評価機が搭載するCore i7-980X Extreme Editionは、最新の32ナノメートルプロセスルールを採用した6コアCPUで、1コアにつき2スレッドを同時に取り込んで処理するHyper-Threadingにも対応しているため、12スレッドを同時に処理できる。動画のエンコードやCGレンダリングといったマルチスレッドに最適化された処理では、他の追随 を許さない圧倒的なパフォーマンスを誇る。

 また、Turbo Boostにも対応しており、負荷が一部のコアに偏っている場合には、CPUの温度や電力に問題が出ない範囲で最大3.6GHzまで動作クロックを上げるため、マルチコアに最適化されていないアプリケーションも高速に処理できる。HP Compaq nx5100 バッテリー 現行のCPUの中では文句なしに最速といえる存在だ。

評価機はCPUに6つのコアを内蔵するCore i7-980X Extreme Editionを搭載。定格の動作クロックは3.33GHzだが、高負荷時には電力や温度に問題ない範囲で動作クロックを上昇させるTurbo Boostにより、最大3.6GHzで動作する。一方、省電力機能のEIST(Enhanced Intel Speedstep Technology)HP Compaq nx6100 バッテリー により、アイドル~低負荷時には最低1600MHzまで動作クロックが下がる

Core i7-980X Extreme Editionは、6コアを内蔵するうえ1コアにつき2スレッドを取り込んで同時実行するHyper-Threadingにも対応 するため、合計12スレッドの同時実行が可能だ。OSからは12コアの論理コアとして見える

BTOでは最大24GバイトのメモリをHP Compaq nx6105 バッテリー 搭載可能

 マザーボードのチップセットにはIntel X58 Express+ICH10Rを採用している。CPUにもチップセットにもグラフィックス機能は内蔵しておらず、別途グラフィックスカードを利用する構成が前提となっている。

 メモリスロットは6基あり、拡張スロットはPCI Express x16が1基、PCI Express x8が1基HP Compaq nx6110 バッテリー 、PCI Express x1が3基、さらにPCIが1基と合計7基備える。ギガビットLAN、8チャンネル出力対応HDオーディオ、IEEE1394aコントローラをオンボードで実装している。マザーボードの背面I/Oとしては、4基のUSB 2.0ポート、eSATAポート、有線LAN、IEEE1394a(6ピン)などの端子を装備する。

 LGA1366プラットフォームのCPUに共通する特徴が、メモリのトリプルチャンネルアクセスに対応していることだ。メモリを3枚1組で利用することで、LGA1156プラットフォームを上回る高速なメモリアクセス性能を発揮できる。マザーボードはメモリ3枚1組でのHP Compaq nx6110/CT バッテリー 利用を前提に設計されているため、メモリスロットは6基と多く、最大24Gバイトもの大容量メモリを搭載することが可能だ。

 BTOメニューで選べる選択肢は、2Gバイトのモジュールを3枚搭載する6Gバイトから、9Gバイト(2Gバイト×3枚+1Gバイト×3枚)、12Gバイト(2Gバイト×6枚)、24Gバイト(4Gバイト×6枚)と、いずれもモジュールを3枚単位で搭載する構成 となっている。メモリはPC3-10600(DDR3-1333) DDR3 SDRAMを使用する。

ATXマザーボードはチップセットにIntel X58 Express+ICH10Rを採用。トリプルチャンネルアクセスのためのメモリスロット6基をはじめ、十分な拡張性を備える評価機が搭載していたCPU(Core i7-980X Extreme Edition)とメモリ(4Gバイト×6枚)HP Compaq nx6115 バッテリー 。CPUクーラーには、サイドパネルから吸気するダクトが装着されている

 データストレージには標準的な3.5インチSerial ATA HDD(回転速度7200rpm)を採用しており、容量は1Tバイトと1.5Tバイトのほか、1TバイトのHDDを2台搭載した2Tバイトの構成も選択可能だ。評価機は1TバイトHDDを2台積んだ構成だった。SSDのオプションは用意されておらず、ユーザーによっては少し物足りないと感じるかもしれない。

 光学ドライブは最大6倍速のBD-R書き込み、最大2倍速のBD-RE書き換えに対応したHP Compaq nx6120 バッテリー BD-REドライブが標準だ。BD-REドライブとDVDスーパーマルチドライブの2台構成も選択できる。BD/DVD/CD書き込みソフトとしては「Roxio Creator 10 Premier BD」が付属する。

 グラフィックスカードの選択肢も強力だ。AMDのシングルGPU最上位モデルであるATI Radeon HD 5870(グラフィックスメモリ1Gバイト)に加えて、その上を行くデュアルGPU構成のATI Radeon HD 5970(グラフィックスメモリ2Gバイト)も選択可能だ。いずれもDirectX 11に対応し、HD動画再生支援機能のUVD2を搭載している。3DゲームもHD動画の再生も最高レベルのパフォーマンスで楽しめるというわけだ。デルの液晶ディスプレイは大量生産HP Compaq nx6125 バッテリー によるコストダウンを武器に、日本市場でも買い得感が高いラインアップをそろえており、幅広いユーザーに注目されている。先日はその中でも特に目立つ27型ワイドモデル「U2711」を取り上げたが、今回は21.5型ワイドモデル「U2211H」をチェックしていこう。

 U2211HはU2711と同様、デル製ディスプレイでは上位クラスの「デジタルハイエンドシリーズ」に属する。ただ、クリエイティブワークも含むマルチユースを想定した大型・多機能モデルである27型ワイド(2560×1440ドット)のU2711に対して、U2211Hはパネルサイズが21.5型ワイド(1920×1080ドット)HP Compaq nx6130 バッテリー で、仕様も比較的シンプルにまとめており、メインストリームかやや下の層までをカバーする。

 発売したのは2010年6月ごろだが、ここに来てもともと安価だった価格がグッと下がっている。2010年8月31日現在、デルのオンラインでの直販価格は1万6800円。配送料を合わせても1万8000円台で購入できてしまう。Webで眺めるだけのつもりが、ついHP Compaq nx6140 バッテリー 衝動買いしてしまいそうな低価格だ。

 今どき、1万円台後半の21.5型フルHD液晶ディスプレイなんて珍しくないと思うかもしれないが、それはTNパネル搭載機でのこと。U2211Hは広視野角だが高コストになりがちなIPSパネルを採用している。安価なe-IPSパネル搭載機が増えている昨今だが、それでもここまで安くなるとは驚きだ。

ノングレアのIPSパネルを採用、色域はHP Compaq nx6300 バッテリー sRGB相当

 まずは基本スペックをざっと追っていこう。液晶パネルは光沢がないノングレアタイプを採用し、サイズは21.5型ワイド(475.2×267.3ミリ)、アスペクト比は16:9、画面解像度は1920×1080ドットのフルHDだ。画面サイズに対して解像度が高いため、ドットピッチは0.247ミリと狭く、ドットを感じない精細な表示が得られる半面、フォントやアイコンのサイズは小さくなる。細かい表示が苦手なユーザーは、店頭で同サイズの液晶ディスプレイを一度確認してみるとHP Compaq nx6310 バッテリー よいだろう。

 輝度は250カンデラ/平方メートル、コントラスト比は1000:1(ダイナミックコントラスト比は1万:1)だ。輝度はまずまずで、コントラスト比は低価格なIPSパネル搭載機としては高い といえる(IPSは構造上、コントラストを高めにくいため)。調整の幅にも余裕があり、明るすぎたり、暗すぎたりといった不満は出ないだろう。

 IPSパネルということで、視野角は上下HP Compaq nx6315 バッテリー /左右とも各178度と広く、さすがに文句がない。応答速度はグレーからグレーの中間階調域で8msだ。IPSパネルは応答速度を高速化しにくいため、最近の高速応答をウリとしたTNパネルには見劣りする。

 表示色は約1670万色に対応する。色域は広からず狭からず、ほぼsRGB相当といってよい。NTSC比はCIE1976で82%(CIE1931では72%)、sRGBカバー率は100%をうたっている。Adobe RGBなどの広色域表示はサポートしていない。バックライトは2本のCCFL(冷陰極蛍光ランプ)HP Compaq nx6320 バッテリー によるエッジライト方式を採用する。

IPSパネルを採用。画面を斜めに振っても、コントラストや色度が変化しにくい。もっと急な角度から見ても、視認性はあまり低下しない

スタンドは十分な可動域があり、縦位HP Compaq nx6325 バッテリー 置表示もサポート

 ボディのデザインはシンプルだ。本体サイズは514.4(幅)×184.1(奥行き)×347.6~447.6(高さ)ミリ、重量は約6.45キロとなっている。ドットピッチが狭い半面、フルHDの解像度を確保しながら省スペース性が高い点は見逃せない。

 スタンドの調整機能は充実している。上21度/下4度のチルト、左右で各45度のLenovo ThinkPad X201iバッテリー スイベル、100ミリ範囲の昇降が可能だ。スイベル用のターンテーブルは台座の底面ではなく、ネック部分の付け根にあるので、画面を左右に振る場合でも机上に置いたものと干渉しないのはよい。画面を最も下げた状態だと、液晶ディスプレイ部の下端は設置面から約50ミリの位置になる。フレームの幅は約18ミリなので、表示域の下端は約68ミリの位置だ。ここまで下がれば、画面の位置が高すぎて疲れるということはないだろう。

 縦位置表示もサポートしており、液晶ディスプレイ部は時計回りに90度回転できる。各動作はスムーズに行えるうえ、位置を固定した際にもふらつきなどの不安はない。全般に扱いやすく、よくできた設計だ。なお、スタンドは工具いらずで着脱Lenovo ThinkPad T410バッテリー できる仕組みで、スタンドを外してVESA規格(100ミリピッチ)準拠のフレキシブルアームなどを装着することもできる。

シルバーとブラックの直線的なボディは上位機譲り。価格の割りにはしっかりした作りで、質感も高い。スタンドはチルト、スイベル、昇降、縦位置表示に対応する

 背面の入力端子はDVI-D(HDCP対応)、アナログD-Sub、DisplayPortが下向きに並ぶ。このサイズの液晶ディスプレイに採用例が多いHDMIは搭載していない。USB 2.0のハブ機能も有しており、背面にアップストリーム×1、ダウンストリーム×2、右側面にダウンストリーム×2の端子Lenovo G560E バッテリー を装備している。スピーカーは内蔵しないが、別売の増設スピーカー(サウンドバー)を底部に装着するためのフックと電源端子は用意されている。 カメラは約500万画素CMOSのアウトカメラと約30万画素CMOSのインカメラを搭載。静止画の撮影サイズは2592×1944ピクセル。シャッターキーか画面LENOVO 43R1965 のシャッターアイコンを押すと撮影できるが、任意の個所に触れてフォーカスを当てて撮影することはできない。画面をダブルタップするとズームする。撮影の設定はシンプルで、フラッシュのオート/オン/オフ、ホワイトバランス、明るさと、位置情報のオン/オフを設定できる。

 静止画撮影時は、端末の向きに応じてメニューも縦向きと横向きに切り替わるが、動画撮影は横画面に固定される。動画の撮影サイズは最大800×480ピクセル(30fps)で、HDサイズの撮影には対応していない。

フラッシュ(写真=左端)、ホワイトバランス(写真=左中)、明るさ(写真=右中)のLenovo ThinkPad X300 バッテリー 設定ができる。Android標準のフォトビュワーを用意(写真=右端)

端末を横向きにするとUIも横画面になる(写真=左)。サブメニューで「Front-Facing Camera」を選ぶとインカメラに切り替わる(写真=中)。動画の画質設定(写真=右)
  日本語入力システムはiWnnを採用しており、QWERTYキーボードとテンキーを利用できる。テンキーはフリック入力にも対応している。ただ、テンキーは片手で入力するには少々幅が大きいが、両手で打つにはキー数が少ないので、横向きのQWERTYキーボードLenovo ThinkPad X301 バッテリー を両手で打つのがよさそうだ。

iWnnのQWERTYキーボード。変換候補の「+」を押すとキーボードが消えてさらに多くの候補が表示される(写真=左端。左中)。文字アイコンを長押しすると、入力方法の変更などができる(写真=右中)。テンキーでは上下左右のフリック入力が可能(写真=右端)

かな入力から英数カナ変換も可能(写真=左端)。英語の予測変換にも対応している(写真=左中)。iWnnの設定画面(写真=右中、右端)

Softbankメールアプリを使ってS!メールを利用SAMSUNG N150 バッテリー できる
  5インチの大型ディスプレイを備えているだけあり、ブラウザは1画面にたくさんの情報を表示できる。Android 2.2対応なのでFlashのページもスムーズに閲覧できる。操作面でやや気になったのが、ブラウザのサブメニュー。「新しいウィンドウ」「終了」「ブックマーク」「ウィンドウ」「再読み込み」「その他」の6項目がサブメニューに表示されるが、ここに「進む」がない。1ページ前に「戻る」操作はクリアキーから行えるが、進む操作は「その他」から「進む」を選ぶ必要 がある。進むの操作で3ステップを要するのは少々面倒だと感じた。

1画面にたくさんの情報を表示できる(写真=左端)。ダブルタップをすると、読みやすい文字サイズになるよう自動でレイアウトを調整してくれる(写真=左中)。ブラウザのサブメニュー(写真=右中)。「その他」から利用できる項目(写真=右端)

ブラウザの設定(写真=左)。ブックマーク一覧SAMSUNG N150 バッテリー はサムネイルで表示される。この画面にはURLの横にある☆アイコンからもアクセスできる(写真=右)

横画面なら左右にスクロールせずに閲覧できそうだ(写真=左)。Flashもしっかり表示できる(写真=右)

Twitterクライアントの一覧性も高い。左は「Twitter」、右は「twicca」

ブラウザは、Android端末特有のカクカクしたSAMSUNG N150Pバッテリー 操作感はあるものの、タッチパネルの反応はおおむね良好。Flashも問題なく閲覧できる
  タブレット端末は、その大きなボディから携帯性の点では不利だが、001DLのサイズは大きすぎず、小さすぎず、うまくバランスが取れている。電話機として必要十分な機能も備えているので、“1台目”の用途にも耐えられそうだ。ブラウザや電子書籍、SNSなどで積極的に情報にアクセスしたい人にお勧めしたい。

スピーカーは内蔵していないが、HDMIまたはDisplayPortから入力した音声を出力するため、5.1ch出力対応のミニジャック3基(フロント左右/リア左右/サブウーファー)も持つ。また、ディスプレイ下部に装着するオプションスピーカーのサウンドバー(6300円)用にSAMSUNG N150 Plusバッテリー DC電源コネクタも設けている。

 USB 2.0ハブ機能も備えており、アップストリームポートを1基とダウンストリームポートを4基搭載する。ダウンストリームポートは背面と左側面に2基ずつ分けて配置しているため、接続機器に応じた使い分けが可能だ。左側面にはSDメモリーカードSAMSUNG NP-N150 バッテリー /MMC、メモリースティックPRO、xDピクチャーカードに対応したカードスロットも用意されている。3008WFPが搭載していたCFスロットは省かれた。