8月初め
花火を見に出かけた河川敷で
夕陽を見つつ
ビールや酎ハイを飲みながら
夫と2人
何を話す訳でもなく
ただぼんやりと
打ち上げの時を待ちました
最高の時間でした
その後見た花火は
涙が出るほど綺麗で
帰り道はとても幸せな気持ちでした
昔から何か正体不明の不安感が
ずっと心の中にありました
最近ね
やっと分かりかけてきました
子どもの頃から居場所が
なかった事が一つの原因
諍いの絶えない家で育ち
いつも
母の顔色を伺う毎日
家の中での
足音一つにびくつき
本心を何も語れない毎日
仲のいい親子なんて
本かテレビの中だけの事と
思っていました
出先で見かける母娘の姿を
ドラマを見ている気持ちで眺めていました
ですので
子どもを授かった時
特に娘が産まれて
子育てしていく中で
「母と私の関係になってしまったらどうしよう」
とよく思いましたし
理由もなく距離を取ろうとした事もあります
本を読みあさり
母に一緒にカウンセリングに
行ってほしいと話た事もありました
ある意味
母に認めてもらいたくて
生活していたようなものです
でもね
そういう事は
もうないんだとわかったのは
最近のことなんです
いろんな言い訳を自分にしながら
自分なりの距離感で
日々を送っていましたが
この花火の後の
妹からきた電話で
まだずーっと過去に
戻る事になってしまいました

