少し前のこと

蝋梅を見に行ってきました











中学一年生のころ

家族で梅を見に行ったことがありました

当時

父は

週末が休みと限らない職場でしたし

母は

ほとんど休みのない商売をしていましたので

揃って出掛けるのは珍しい事でした





そこで

後々苦しむ事となる

出来事がありましまて…




楽しい時間のはずが

私の気持ちは一気に暗転しました





それからね

梅林に行くたびその事を

思い出し

暗い気持ちになり 

梅を楽しむことが

できなくなりました





父がよく言います

“良く忘れる事”

嫌な事は忘れていったらいい

その方が幸せだからと




何度もそう思い

忘れようとしましましたが

忘れようとすればするほど思い出します











そんな思いを引きずったままの

ある年

それはそれは可憐な蝋梅を

見かけたんですよね





あの黄色の花は何?

梅に似て入るけれど花の形が違う

調べてみると

“蝋梅”




梅か…




一気にあの時の光景を

思い出しましたが

見ていると

気持ちが癒えてきました





それから

毎年蝋梅を見に行くようになり

少しずつですが

紅梅や白梅を見ても

可愛いなと思うようになってきました





その時は

梅の悲しい記憶は梅で救われた!

と、思っていましたが

蝋梅と梅は科が違うということを

知りました(笑)