だめだ、このままではいつまで経っても書かない気がする!

と思ったので、こないだふらっと行った美術展のことを書こうと思う。

良音の弦楽セレナーデを爆音で聴きながらというこのシチュエーション、

なんか文化的っぽいことを書くには丁度良いじゃんね。(知らんけど

 

きっかけは、ネットのオススメで勝手に出てくるツリーを眺めてた時なんですが。

まず「絶滅写真」という字面が目を引いた。

なんそれ。

まあ、絶滅間近を自覚する人間とあっては、

「絶滅」の二文字に惹かれない訳がなく。

それにプラスして、鮮烈なコントラストのモノクロ写真?が表示されており、

オセロカラーがどの色よりも好物なワイ、益々惹かれない訳もなく。。

 

へえ〜〜面白そうだなあ、機会があれば見に行くか〜。

なんて思ってたんですな。

たまには東京出ないとね、なんかこう…

毎日は嫌だが偶には都会に触れる刺激を受けたい気持ちもありで…

 

んで。

これまた偶然、親が大学時代の同級生と東京で会うということがあったので、

じゃあついでにワイも東京行こ〜〜!

となり、良い機会を見つけたもんで、絶滅写真展へ行ってきた訳です。

 

東京国立近代美術館、へ行ったのは多分人生初かな?

皇居のすぐ傍じゃん!と久々のお堀にテンション上がりつつ、

何故かこんな時でもついてくる(天気)雨に降られつつ、

早速チケットを購入していざ中へ。

 

第一印象:展示室暗ッッ

 

なかなかここまで暗いのは珍しいのでは…?と思いましたな。

まあ写真の雰囲気とはとても合っているのでヨシ。

空間作りも拘ってるのスゲ〜〜、と初っ端から軽い感動を抱きつつ、

あと写真OKなのも珍しいのでは…?と思いつつ、

最初の説明書きをふんふんと眺めた先のルートが割と混んでたんで、

特に順路の案内も無いし、じゃあこっちから先に回ろうかな、

と右に曲がったワイ、恐らくここで順路を間違える。

 

うん……たぶんあの、最初のルート選択を間違ったと思うんだよな…

だって進んだ先で左方向に戻る道無かったし…

全部見終わった後に出たとこの売店で売ってたポスカに見てない作品あったし…

え、この作品あった?見てないんだが??というショックを受けた()

※再入場禁止

 

まあそれは置いといて…

一番見たかった作品、あの海の写真のブースは圧巻だったね。

ネットで心を撃ち抜かれた、あの写真を見れただけで大満足でしたけど。

あれがズラーーーーーっと並んでるのは本当に圧倒されたね。

で、あそこに座れるの最高だったね。勿論座ったけど。真ん中に座ったけど。

そんなに混んでなかったのもラッキーだったね。(台風来てたから…

あの写真の配置と、椅子の配置と、空間の作り方、

あれを最の高と言うのだよね。

これは…流石過ぎる……天才……!!!!(ぐっ

暫く椅子に座って整然と並べられた写真を眺めて、

身に余るほどの贅沢な時間と空間を噛み締めました。

 

子供向けの展示では無いだろうから、全体が静かだったのもとても良かったね。

あとなんか個人的にグッときちゃったのが、ダイアナ妃だった。

見た瞬間に、はっと息を止めてしまうくらい。

とても久し振りにその姿を見た。もう、ここ10年くらいか?

メディアで見ることも無くなった。

なんだか、とても懐かしくて、苦しくて、切なかった。

今の若い世代は彼女を知ってるんだろうか?とか思っちゃって。

あの美しい当時の姿のままで……本当に美しい人だったと、

溜息が出たし、涙も出た。暫く作品の前で立ち尽くしてしまった。

 

そんな意外な出会いもあった展示会でした。

まさかあそこで彼女に見えるとは思いもよらなかったのよ…

(昭和天皇にもたまげたけど)

銀塩写真、という言葉も初めて知ったくらい。

全く知らないジャンルだったけど、こういう表現技法があるんだな〜と勉強になりました。

 

ネット記事を見た時にもう一つ、とても強く惹かれたのが、

「古代人が見ていた海を、現代人も見ることができるのか」

という展示会のテーマ。

きっと、世界には太古の昔から変わらない風景がある。

人間の手がまだ届いていないか、届きようもないところ。

でも、日本にあってはもう、そんな風景を陸に求めるのは無理だと思うのだ。

 

だから、一番身近なところにあるのは、海だと思っている。

陸へ目を向ければどうしたって人工物が目に入るけど、

海へ目を向ければ、今でもその先には海しかない。

きっと遥か昔の、ヒトになったばかりの我々の祖先も、

同じ景色を眺めていたのだろうと思う。

 

全ての生命の故郷である海だけは、太古の昔からその姿であるはずだ。

きっとこの先も、地球が滅びる少し前まで、変わらずにいるんじゃないかな。

自分が眺める海を、昔の人々も同じように眺めていたと思うと…

なんだか感慨深いなあ、と。