先日、何となくTVを観ていたらプロフェッショナルが始まり、
それがたまたま宮崎駿監督だったもんだから、ラッキー、と思って視聴。
結果、釘付け。。
早くこの、目の前の夕食後の皿を片付けたい…と思いつつ、
しかし一秒たりとも目が離せないもんで、炬燵から動けず…
放送終了後、やっと皿を片付けられた。
すげえ。すげえよ。
なんか、言葉では言い表せない。本当に、この人って別の世界にいるんだなって。
それが羨ましいって思っちまう辺り、やっぱ自分も同類側にいるんだなって。
没頭する時ってそうだもんね。
こっちの世界の全てが面倒くさくなるもんな。
いいなあ、と思う。創作に人生の時間を全て捧げられる人って。
それで生きる分を稼いでるんだから、当然の権利っちゃそうなんだけど。
それだけの熱量を捧げられる分を持ってる、てのもすごい。
あんなに注いでたら、自分の熱量なんてあっちゅー間に底をついて、燃え尽きそう。
あとは、あれだ。『君たちはどう生きるか』で、
自分はこうなんだろうなと解釈していたことが、まるっきり解釈違いだったってことが解ったのがよかった(笑
あ、そうだったのね。ていう。
高畑監督とのエピソード、すごくジーンと来たなあ…
胸が熱くなるっていうのかね…で、それを映画に押し込めてしまう辺り…
やっぱ、あの映画は宮崎監督そのものというか。
ああ、描きたいことをそのまま詰め込みまくったのがアレなんだなと。
最高じゃん。それで一つの作品になる、できる力がある、ってのがもうすげえよ。
それを、あの年齢で。
そういう意味では、なんちゅうか、希望を貰ったのかも。
いくつになっても、意欲があれば作品を作り上げられるんだって。
自分の意欲なんて細く長くで、ドカーーーン!!!!っていう爆発じみたものではないけれども、
いつか、細い糸をちまちまと編んでいって、形になったらそれで嬉しい。
形にできんのかなー。それが最近大分不安になってきたけれど。
ま。まずはとにかく、糸を紡ぐことだ。
それが大事。