結構昔から知ってることではあるんだが、

自分の中のイメージは、一度固定されると中々変更が利かない。

これは実際に自分で確かめてみたことがあって、

自分のつくるキャラクタってのも自分の中で大概イメージが固定されてるけど、

そいつらにイメージにそぐわない表情をさせる・行動をさせるみたいなのやってみたことがあって、

やった結果、うわすげえ気持ち悪い、という学びを得られたから、

イメージを変える、ていうのは自分の中で難しい分類に入るのだと知っている。

 

そんな訳で、自分のつくるストーリーというのも、

一度こんな感じ、として頭の中に浮かんでしまうと、中々それを修正するのが難しい。

それだと話ができない、終わりが見えない、という問題に直面すると、

どうにかして軌道修正するなり抜本的改革が必要になったりする訳だが、

色々考えあぐねた挙句、結局元の構想に戻ってきてしまうことが多い。

 

自分はイメソンから着想を得ることが多いので、

これまで穏やか系の曲で構想を練ってたから、

じゃあ激し目の曲を聴いたら何かアイデアが降ってくるかもしれん、という期待を抱いて、

最近兄貴におすすめされたチェンソーマンの主題歌?を聴いてみた。

最初聴いた時、うるせえな、と、何言ってんのか全然分かんねえ、という感想しか抱かなかった歌である。

それを、今となっては唯一独りになれる、自分の世界に潜れる時間、

寝床に入って寝落ちするまでの時間に聴いてみた。

 

ら、静かな空間でイヤホンで聴いたから、

何言ってるのかは結構分かったけど、やっぱ喧しいな、という感想しか出てこず、

残念ながら奇抜なイメージは出て来ませんでした。(オチ

 

なんつーかなー、

自分の考える話ってダウナー系が多くって。

それはやっぱり、聴いてる曲に多分な影響を受けてるからだとは思うんだけど。

そもそも激しいお話は自分が好きじゃないかんね。仕方ないのはある。

でも不必要に悲しいお話にもしたくなくてね。

無駄な感情とかは極力削ぎ落として、シンプルなものにしたいのよ。

 

...という願望は常々抱いてはいるものの。

これも違う、これも違う、と色々試していった結果、

結局元の落ち着いた曲に戻ってきてしまうというオチ。

まー、あれこれやってみてそうなるなら、やっぱこのお話にはそういう曲が合ってんのかね、と。そんな風に思わなくもない。

もう少し元の路線で考えてみようかな、なんて思いましたとさ。

 

埒があかない、ゴールが見えない、ていう時に、

ちょっとばかし弄れば解決の糸口が見えるものなのか、

それとも根本からガラッと変えねばならんのか、

それを見極める力が、まだ無いんだよなあ。

それはたぶん、持つ選択肢の少なさが原因の一つではあろうとは、思う。

 

選択肢をめちゃくちゃ増やしてとにかく手駒を増やすか、

最初にバシッと本筋を決めてしまって決してそこからブレないようにするか。

まあ、前者は複雑なパズルを組み立てるのがまた難しくなって、

後者は泥沼にハマった時から抜け出すのが難しくなるの、目に見えてんだよなあ。。

あーあ、創作の世界ってのはこれだから一生飽きないよなぁ。