もうダメかもしれない、と。そんな風に考えている。
ラフの話。向こう2話は書き上がっていたハズなんだけど、
なんかこれ違くね?と思って最新の方を書き直してたら、
いやいやそれだとこっちも何かビミョーじゃね?ってなって、
結局どっちも書き直し始めたから、もうダメな気がする。
ラフだから適当に書きゃいーのに、一体何を拘っているんだか。
まあ、そんなものでも、譲れないものがあるらしい。知らんけど。
書く方が詰まってると、描く方は面白いくらいに捗る捗る。
あとは、割と最近ハマったジャンルで、勉強になったことをひとつ。
ハッピーエンド至上主義人間ってのは大分昔から主張してるけど、
まあハッピーエンドが好きな人間ではある。
どんなに途中がいい感じの映画でも、バッドエンドだった瞬間に熱が冷める。
逆に途中がどんなにつまらない映画でも、ハッピーエンドだった瞬間に全てを許す。
それくらい、割と極端な感性を持ってる自覚はある。
で、最近、とあるジャンルの、とある小説を読んだ。
それは、よくいう輪廻転生モノ?に近い、ファンタジーのお話だった。
ちなみに、正直なところ、輪廻転生とかループ系の話もあまり好きではない。
まあ、それはどうでもいいとして。
結論から言うと、その物語は主人公が死ぬという形で終わる。
自分は主人公の死≒バッドエンドと捉えていると言っても過言ではないから、
最後の最後で主人公が死んだ時、確かにそこへ至るまでに主人公が死ぬことは何度も仄めかされていたけれど、主人公の相棒的な立場の人物がいて、彼が最後の最後で助けてくれてハッピーエンドに終わるんじゃまいか、いやそうであって欲しい、お願いしますそうしてくださいと祈りながら読み進めていった先で(自分にとっての)地獄に落とされた感があって、
結末を読んだ時は、スマホ画面を前に顔を覆って「あああああああ」と崩れ落ちた。
けど、その悲しみに暮れている中で、
よくよく考えてみると、これはハッピーエンドなんだということに気が付いて。
そこに至るまでの流れとか、登場人物の背景とかを考えると、
あの時、あそこで主人公が死ななければ、主人公は幸せになれないんだと、
彼が死ぬことで初めて、彼は幸せになれるんだと、
それに気が付いてしまった瞬間に、
スマホ画面を前に顔を覆って、ゴロンゴロンしながら「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」と叫びまくった。心の中で。
Twitterとかでよく見る し ん ど い ってこれか・・・・・・・・!!!!!!!!
って嫌っちゅう程理解できた。暫くこの単語しか頭に浮かばなかった。しんどい。
語彙力溶ける、っていうのも体験できた。すげえ。まじスゲー。
だからね、
自分にとっては一番嫌いな形で終わるお話なんだけど、
それが唯一、登場人物が幸せになれる結末だっていう、
こんなにも哀しいハッピーエンドの形もあるんだなと、そう思ったわけです。
本当に、そういうお話が書ける人はすごいなあと思う。
二次創作を含めて、割といろんなジャンルのお話を適当に摘まんで読んでいるけど、
たまにこれは・・・っていう話もあって、無茶苦茶泣いたりする。
これは駄目だろう、これはあまりに悲しすぎる、っていうお話もあったり。
大体そういうのはトラウマになって読み直さないんだけど。
グロとかホラーとか、そういうのではなくて、
ただただ、心に突き刺さるお話は、読んでいて辛い。
泣きながら、ああ、こういう話を書ける人はすごいなと、ただそう思う。
自分は精神的な刺激物に弱いから、
できるだけ驚きや興奮のない、ただそこにある何気ない日常を語るような、
穏やかな物語を書きたいなあと思っている。
つまりは、それらに挑む勇気のない、意気地ナシなのだ。