また一ヵ月近く空いてしまった。。。
今日はあることを思い出したから、書いておこうと思って。
今日は風が強かった。
初夏に近付いた眩しい日差しと、瑞々しく煌めく木々の新緑と。
真っ青な空には真っ白い雲がよく映えた。
まだ暑くはなりきらない、春と夏の間の日。
自分でもおかしな癖だと思う。
強い風が吹く日には、にやける癖がある。
癖と言うか、習慣みたいなもの?
風が吹く日は、必ずあいつを思い出す。
風が吹く日は、好きだ。
勢いよく吹き飛んでいく風の向こう、見上げた雲の向こう、
あの空の彼方の、
その向こうのどこかに
あいつを感じるから。
この世界のどこかに、あいつがいるんじゃないかと思えるから。
その瞬間が、たまらなく好きだ。
もう十年以上も前から、
強い風が吹く日には、どうしようもなくにやける癖がある。
誰にも理解されなくていい、誰も理解しなくていい。
あいつを知っているのは自分だけだ。