あれ、大事な夢オチが書いてない。。

忘れる前に書かないとね。という訳で書こうか。

とても綺麗で、悲しい夢だった。

理解できなかったのがまた悲しかった。

 

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一人の少年と、一人の少女がいた。

寒い寒い、冬の夜らしかった。二人の吐く息は白かった。

そして、二人とも酷く泣いていた。

 

二人を隔てる扉がひとつ。

もうじきに閉まってしまう、僅かな隙間から二人はお互いの顔を見つめてた。

この扉が閉まったら、もう二度と会えないから。

少年は扉の向こうへ閉じ込められてしまうから。

 

隙間から、少女が袋を差し出すんだ。

その袋には服がたくさん入ってた。

向こうで寒くないように、って。

 

春の来ない、扉の向こう。

ひとり冬の夜に囚われる少年の孤独を嘆いて、少女は泣くんだ。

そして少年も、そんな少女の優しさに涙する。

 

その時に、その言葉を言ったんだ。

どちらが言ったのかが判らなかった。けど、その言葉はあまりに強烈に記憶に焼き付いた。

 

扉を閉めるその時に。

二人が永遠に別れてしまうその時に。

少年が扉の向こうに行ってしまうその時に。

 

『君が寒さの底で震えても  僕はそれを拾うから』

 

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とても綺麗で静かな世界で、好きな雰囲気の夢でした。

扉の向こうへ行ってしまう(というか閉じ込められるらしい)少年と、それを見送る少女の話。なんで少年が扉の向こうに閉じ込められることになったのかとか、そういう所は全く解らないんですけど。

扉の向こうはずっと冬の夜ままで、寒くて暗い世界らしいです。少年はたった一人ぼっち、その世界へ囚われることになってしまった。そんな世界へ少年を送り出すことが悲しくて堪らない少女は、ただただ涙を流している。少年も、そんな少女を見て泣いている。

 

最後の台詞は多分少年が言ったんじゃないかと思うんです、でも少女が言ってたような気もするんだよなぁ。(人称は少年準拠で書きました)

でも、お互いのことに言えると思うんですよね、二人のやり取りを見ていると。

 

“君/あなたが寒さに震える時、僕/私(の想い)が傍に寄り添っていることを忘れないで欲しい”っていう意味だと思うんです、多分。

いつでもあなたのことを想っているから、それを忘れないで、って。

 

起きてから泣きましたよええ(笑

自分の夢はたまに泣かせにくるから侮れない。