今朝の夢はスゴかった。いやもう訳わかんなさがスゴかった。
多分10分そこらでアラームのスヌーズの間に見た夢なんだろうけどスゴかった。
ホテルみたいな上品な雰囲気漂うフロアに居るんだけど、そこで殺人事件が起きた。
被害者は真っ赤というかちょっとくすんだ赤というか、とりあえず全身赤かった。
死体は階段の一番下の柱の所に直立の格好で飾られてるみたいな感じで、階段の裏側から回る形で自分は見に行くんだけど、恐る恐る階段の方を向いた所で赤い死体の側面が見えて、うわっと目を逸らした。
何だろう、人体の不思議展に行った人は分かると思うけど、全身の神経が出されてる献体?あの神経が全部赤色で、身体の表面を完全に覆ってる感じ。
たぶん全部血の色なんで、犯人はどんな頭のイカレた野郎だよと思った。
殺人事件だってんで、警察らしき人が色々やってるんだけど、今度はまた同じ所に別の人間が立っている。
同じように裏側から見に行って、同じようにうわっと目を逸らす。
頭から胸の辺りにかけてだけ、前と同じように真っ赤。
今度は女だとすぐ判った。髪が長かったから。
なんだよ連続殺人か?!と人々の緊張が高まる中、またもや同じ所に何か立っている。
怖いもの見たさでまた見に行った三度目の正直、今度は胴体辺りから下が無かった。
ん?と思い正面に回ってよく見ると、木で造られた胸像だった。
その周りが赤い輪で彩られていた。
顔は目と鼻の輪郭があって、目は黒くて細長い。鼻は小さめで、鋭く尖ってる。
人間を表現するために、必要最低限の輪郭だけ残した感じ。
あー、難しいな。描けば一発で伝わるのに。
ただの木彫りの胸像が置いてあるだけかと思ったら実はその支柱の根元に女の人が倒れてて、その人はフラフラしてたけど無事だった。
ここからが急展開。
女の人はある星からやって来た宇宙人だったらしく、外へ出るとその星に帰らないといけない、てか強制的に帰還させられるらしい。
それと知らずに外へ出ると、正面の夜空に一際輝く星がある。
青い星だった。
星の瞬きはみるみるうちに強くなり、それに引っ張られるかのように女性の身体が浮き上がっていく。
やだ、
女性の顔が悲しみに歪んだ。
咄嗟に腕を伸ばして、彼女を捕まえた。
思いっ切り体重をかけて地面に繋ぎ留めようとするが、引っ張る力はどんどん強くなっていく。
周りに居た仲間達も加わった。
彼女を行かせまいと、見えない力に必死で抵抗している。
だめだ、
まだいくな、
まだ 、
—————いくな!!!!
*****
目が覚めた。
時計を見ると、一度目と二度目のスヌーズの間だった。
アラーム、鳴ったか?
それよりも、脳内に残った残滓の方が現実味があるような気がする。
必死だった。とにかく必死だった。
彼女は一体誰なんだ。
多分10分そこらでアラームのスヌーズの間に見た夢なんだろうけどスゴかった。
ホテルみたいな上品な雰囲気漂うフロアに居るんだけど、そこで殺人事件が起きた。
被害者は真っ赤というかちょっとくすんだ赤というか、とりあえず全身赤かった。
死体は階段の一番下の柱の所に直立の格好で飾られてるみたいな感じで、階段の裏側から回る形で自分は見に行くんだけど、恐る恐る階段の方を向いた所で赤い死体の側面が見えて、うわっと目を逸らした。
何だろう、人体の不思議展に行った人は分かると思うけど、全身の神経が出されてる献体?あの神経が全部赤色で、身体の表面を完全に覆ってる感じ。
たぶん全部血の色なんで、犯人はどんな頭のイカレた野郎だよと思った。
殺人事件だってんで、警察らしき人が色々やってるんだけど、今度はまた同じ所に別の人間が立っている。
同じように裏側から見に行って、同じようにうわっと目を逸らす。
頭から胸の辺りにかけてだけ、前と同じように真っ赤。
今度は女だとすぐ判った。髪が長かったから。
なんだよ連続殺人か?!と人々の緊張が高まる中、またもや同じ所に何か立っている。
怖いもの見たさでまた見に行った三度目の正直、今度は胴体辺りから下が無かった。
ん?と思い正面に回ってよく見ると、木で造られた胸像だった。
その周りが赤い輪で彩られていた。
顔は目と鼻の輪郭があって、目は黒くて細長い。鼻は小さめで、鋭く尖ってる。
人間を表現するために、必要最低限の輪郭だけ残した感じ。
あー、難しいな。描けば一発で伝わるのに。
ただの木彫りの胸像が置いてあるだけかと思ったら実はその支柱の根元に女の人が倒れてて、その人はフラフラしてたけど無事だった。
ここからが急展開。
女の人はある星からやって来た宇宙人だったらしく、外へ出るとその星に帰らないといけない、てか強制的に帰還させられるらしい。
それと知らずに外へ出ると、正面の夜空に一際輝く星がある。
青い星だった。
星の瞬きはみるみるうちに強くなり、それに引っ張られるかのように女性の身体が浮き上がっていく。
やだ、
女性の顔が悲しみに歪んだ。
咄嗟に腕を伸ばして、彼女を捕まえた。
思いっ切り体重をかけて地面に繋ぎ留めようとするが、引っ張る力はどんどん強くなっていく。
周りに居た仲間達も加わった。
彼女を行かせまいと、見えない力に必死で抵抗している。
だめだ、
まだいくな、
まだ 、
—————いくな!!!!
*****
目が覚めた。
時計を見ると、一度目と二度目のスヌーズの間だった。
アラーム、鳴ったか?
それよりも、脳内に残った残滓の方が現実味があるような気がする。
必死だった。とにかく必死だった。
彼女は一体誰なんだ。