昨日書いた通り、映画『アイ・アム・レジェンド』と『ザ・ウォーカー』観ました。
アイアムレジェンドの方はわんこが相棒らしいのであーこれは確実にわんこ死ぬ路線だわトラウマになるわと思ったのでアイアムレジェンドが先攻、ウォーカー後攻。

という訳で、以下二作のネタバレを含みます↓





・伝説のほう
→予想通りわんこが死んだので私は号泣しました。(待て
もうダメだ、分かってたけどもうダメだ。号泣するのが超簡単に予想できたので夜中に独りで観て大正解。イヤ、失敗だったかも知れないと思ったシーンもあったけど。
ヘッドホンの長さの問題でテレビの前に体育座りっていう格好で観てたんですが、体育座りで号泣。しかも深夜に。どんなだ。
もうサムがねぇーサムいい子過ぎて泣けた。クソ泣けた。もうだめ(以下略

そして事前に鑑賞済みの兄貴から話を聞いていた私は迷うことなく主人公生存ENDを選びましたとも。ええ主人公死ぬとか大嫌いなのでそこに迷うことはなかったッッ
でも、このお話ではなんだかなー…って思う所もありました。
確かにこのENDでも構いはしないんだけど、サムが報われないなぁという気がして。
サムゥ………、…ウッ(泣

あと今回の鑑賞で、自分ほとほとホラーが苦手なんだと再確認した。
サムが暗がりに行っちゃって主人公がうわオイやばい戻って来いサム!中へは行くな!!って焦って探しに行くシーン、怖すぎて直視できたもんじゃなかった。
化け物が潜んでる暗闇なんて行けんわ!!主人公スゲーわ!!!
自分だったらきっと出口に立ち尽くしてしまうよ…。

そんでもう、怖くて怖くて涙目になりつつ、画面怖くて観れないから手で隠して画面下の字幕だけチラチラと観つつ…(そして鹿(の死体)の頭部がチラッと見えた瞬間に呼吸停止
ようやくサムが出てきたらしいので、ああ良かった、サム生きてた…!!!!(涙)とちょっと気を抜いた所で化け物登場→心停止(オワタ
ゾンビ映画とかほんといつもそうだけどさ、脅かすの止めようよ…し、心臓がもたないよ…

なので自分にとってはホラー映画っていう印象が強かったですな。
あと、後半に出てきた女性の台詞から宗教色も強いかな?と。
蝶が何のことか全く解りませんでしたが、キリスト教での象徴みたいですね。へぇー

でも冒頭のシーンはゾクッとくるものがありました。
誰もいなくなったアメリカの都市が映されるんですが、そのがらんとした街の怖いこと。
ずっと前に夢オチに書いた…って探したらもう5年前じゃないですか。2008年に見たらしいですが、誰もいなくなった街を夢に見たことがあるんですよ。
その時もすごく怖かった記憶があるんですが、誰もいない街って本当に怖い。
主人公が狂うのも道理だと。あれは狂うだろうな。狂わせる狂気がある。

何でだろうなぁ。人工的な所に人がいないっていう不自然さかなあ。
特に日本人なんかは何処に行っても人がいて当たり前、っていう国に住んでるから、逆に人がいないってことに不安を覚えやすいのかな。
一人でいるのが好きだって言う割には、こういう所に矛盾があるんだよなぁ。

まあそれはいいとして、久し振りに号泣した映画でした。
やっぱりサムが死んだのは悲しいしENDには疑問も覚えたけど、こういうお話もあるんだってことですね。


・The Book of Eli
→いつまでもタイトル出て来んなーと思ってたら『ザ・ウォーカー』って邦題なんですね。知らんかった。あちらのタイトルは『THE BOOK OF ELI』。そのまんま、イーライの本、ですね。
こういうテイストの映画を観たのは随分久し振りか、初めてかもしれない。
あ、思い出した。ホテル・ヴィーナスに似てる。色彩が。

強烈なコントラストと、くっきりとした光と影、色合いの少ない世界。
へえぇ、と不思議に惹き込まれましたね。最初の、病的な緑色と黒と光の世界とのギャップもすごい。唐突に首吊り死体が出てくる辺り、OPに負けず劣らず本編も病的な世界ですが。

その病的、と言うか崩壊した世界で、ひたすらに本を西へと運ぶのが主人公。
こっちの映画はもうバリバリでキリスト教を前面に出してますね。本って聖書だし。啓示のようなものを受けた、その主人公が神の導きによって本を守り続ける話。

でもこのお話のオチには感動しましたね。そういうことだったのか!!!と。
核心のネタバレですが。
世界でたった一冊残った聖書、それを最終的には敵に奪われてしまうんですが、その本は実は全て点字で書かれていた。それを読めない敵は絶望し、本を毎日「読んで」いた主人公は、その内容を全て口述で伝える、というラスト。
成る程なぁ、と見事にしてやられました。これはやられた。

こちらはあまり激しいアクションもなく、比較的穏やかに観れたので順番的には大正解でしたね。
最後もいい感じ。自分としては、イーライが全て伝えて、再び本になった聖書が出版された所でENDでも良かったかなぁと思ったけど。
まあ、確かにあの娘さんの所は解決してなかったし、次は彼女が伝道師に、っていう流れで終えるのが正しいストーリーの在り方なのかもしれないな。

こちらも楽しめました。満足。お腹いっぱいです。

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というわけで二作観終えた訳ですが。
なんか久し振りに映画観たもんで、もう少し観たいなとまた別の映画を借りてきてしまった。うーん、TSUTAYAの思うつぼに嵌っていますが、まあこれはこれでいいか。