『時限爆弾』を聴きながらチャリンコをこいで、夜空を見上げたらよく晴れた空があって、なぜだか幸せだなぁと噛み締めた。
幸せを噛み締める時、同時に幸せが終わる時を想像するのは悪い癖だ。

いつか終わる、と。
どんなに今が幸せでも。
師匠、お部屋の人達、先輩、後輩。
たくさんの優しい人達に囲まれている今は、間違いなく幸せだ。

それもいつか終わる。
自分が離れるか、他の人達が離れるか。
これまでも、そうして別れを体験してきた。
だから、経験が親切に忠告してくれるのだ。

今お前が噛み締めている幸せもいつか終わる、そういうものだ。
だから後で泣かないように、今から少しずつ慣らしていけよ、と。

幸せだと自覚する度に、それが終わった時のことを考えて、悲しめばいいんだ。
そうすれば、終わった時に大ダメージを受けずに済むものな。
こんな面倒なことをしなけりゃならない、やっぱり生きるなんてのは億劫でたまらない。

くっだらないことだけど、何度でも無意味に憤るさ。
この世とやらを創った存在には。