相変わらず壊れ続けているYラボの冷蔵庫。
てか、もう電源引っこ抜いたからただの棚と化している訳だが。
まだまだ直してもらえそうな気配はありません。明日にも修理に来てくんないかなぁ。
そんな訳で、1Fの低温室と2Fのお部屋(位置的に棟の対極)を往復する不便な生活が続いております。

冷蔵庫がおじゃんになったので、低温で行わなければならない実験は部屋自体が常時4℃の低温室でやらないといけません。
最近の実験は目下タンパクの免沈なので、仕方なくIP@COLD ROOMを決行することに。
まずおしりペンペン(注※れっきとした商品名らしい)2台を低温室へ持ち込み、その他必要な器具etcをカゴに詰め込んで同じく低温室へ。
遠心機がある、と思ったらローターが違ったので、別の研究室の遠心機をお借りすることに。

まあ、大体、かかって4時間くらいかな。
そんな長いこと標準装備のまんまで居られるハズがないので、真冬用のダウンジャケットを来て、マフラーを口元にぐるぐると巻いて、更にフードも被って耳を保護し、そんな恰好で廊下を歩けば、さあ変人の出来上がり。←
うん、せめてフードは外すべきだったと思うんだ。後で気が付いたけど。
イヤ、寒さでそれどころではなかったと言っておく。

いざ低温室、最初の方は全然大丈夫だった。
とりあえずダウンジャケットの素晴らしさに感動した。すげぇ!全然寒くねえ!!と。
人が滅多に来ない閉鎖空間なのをいいことに、やばいこれからここに籠ろうかなとテンション上がるほど。
しかし、時間が経つにつれて防御の薄い手先から凍り始める。
流石に防寒用の手袋はつけられないからゴム手袋で何とか自分の熱を保持しようとしたんですが、それも常に冷やされている空間では限界がある訳で。

1時間が経過する頃、ちょっとの合間を見つけて暖かい部屋へ避難。
この辺りはまだ耐えられた。まだまだ行けた。
それが2時間、3時間と経つにつれて更に手先が凍り、次に防御の薄い下半身も冷えてきた(因みに下は普通のジーンズに靴下、サンダル)。足先も冷たくなってきた。

まずいこれは限界だ、と4時間になる頃に一旦中断して避難。
左手の指先の感覚が無くなった。とにかく寒い。暖かい部屋に居るハズなのに寒い。
もう低温室に戻れる状態ではなかったので、あともうお部屋で出来る作業だったので、残りはお部屋に戻ってきてからやりました。
お部屋に戻ってきてからもダウンジャケットを脱げず、そのまま作業してました。お部屋の室温だと、多分ダウン着てたら暑くて汗かくレベルだと思うんですが、寒くて脱げない。
ただ、後で鏡を見てみたら顔は赤くなってました。暑いと感知はしているらしい。しかし全く暑くないんだが。何故だ。

あととにかく身体がダルい。しんどい作業してたのは確かだが、何となく、気分が悪い。
実験終わった直後は帰るのも億劫でした。ていうか、もう寒さを感じたくなかった。お部屋の中でこれだけ寒いのに、外に出てまた寒さを感じたらもう心が折れるような気がした。
あったかーいコーヒー飲んだら、それも少し和らぎましたが。
しっかし調子悪かったなぁ…。


昔、実験で十数時間低温室に居たことがあるという幹事様曰く、低温室実験の心得は

・マスク必須(乾燥してるので喉がやられる)
・幹事様の装備:マスク/ダウンジャケット/指先が出る手袋+ゴム手袋/ジーンズの上に毛糸のパンツ(股周辺を覆えるように)/局所カイロ
・低温室と外を二往復以上しない
・翌日風邪をひく

とのこと。
とりあえず、末端が冷えるのを防ぐ為に血の巡りを良くした方がいい、とのことでした。なるほど。
あと、「どうやったって風邪ひく(笑)」ということで、自分は本日から見事に風邪をひいております。イヤ、ていうか、前から風邪気味だったのが本格化したというか。
やっぱり喉ですね。今朝は喉が乾涸びてました。何故か今日一日で大分良くなりましたが。
キレートレモン飲んだからかな。ビタミンCをとりまくろう。

流石に、もう低温室実験は勘弁して欲しい。寒い。寒いよ。
「中に居る間は平気だと思ってるけど、身体はオカシくなってるから気を付けな」ていう幹事様の言葉を実感しました。出た後の倦怠感が半端無い。
4℃なんて、冬の夜にずっと外に居るようなもんじゃないかと思っていましたが、想像以上に厳しかった。普段守られているんだなあ、とそこも実感しました。雪国の人ってすごい。

あー、やだよう、木曜にもIPせにゃイカン。
今度はずっと低温室に居る必要は無いけど、でもやだなぁ。寒い。
一日も早く冷蔵庫に復活して欲しい所です。