周囲を取り囲む人達。
信心深い人達。

砂埃が舞う。
掃射音が響く。

宗教に憑かれた人達。
殺人を肯定する神を信ずる人達。

掃射音が響く。
その度に人が死んでいく。

自分と自分の信ずる神が正しいと信じて疑わない人達。

自分もああして胸を撃ち抜かれて死ぬんだろうか。
すると、目の前に人が立った。
銃ではなく弓を構えていた。

彼は私に憐れみと謝罪を述べた。
優しそうな人間だった。

その弓で射た矢が私の胸を貫き、私は死んだ。
誰も逃げられやしないのだ。


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…っていう夢オチ。