世は情け。
3泊4日の行程を経て、屋久島より無事帰還しました。
何だか、まだ色々なことに実感が湧かないです。屋久島に行ったこと自体、そこで見てきたもの、そこで過ごした時間、そして自分が今自宅に居ること。
あっという間というかあまりに普通に過ぎていって、はて置いてきぼりにされたのは何なのか。
何かが通り過ぎていった気がするんですが、よく掴めないままで。
とりあえず、先日upした写真の通り2日目は縄文杉、3日目は白谷雲水峡へ行って来ました。
結果報告がダブッてましたね。っかしーな、送信失敗したからやり直したんだが。
因みに、コダマはガイドさんが置いたものですよ。始めからそこにおわした訳では無い(笑)
聖老人・縄文杉への険しき道、行きは肉体的に辛く、帰りは精神的に辛かった。
おまけに2日目は1日中雨だったんで、冷たいの汗かいて暑いの汗冷えて寒いのの繰り返し。
帰りのウィルソン株辺りでは脚が笑っちまって仕方なかったです。
そしてあのトロッコ軌道の長さは無我の境地…。
ザック降ろした途端、自分が浮いたような心地がしました。まじで。
自分は縄文杉というよりか、多様な森の植物の在り方に感銘を受けましたね。
倒木更新、切株更新、着生、融合…実に様々な形の樹がありました。
鬱蒼と生い茂る苔生した樹々に巨岩、白から緑までと色彩を鮮やかに変える早瀬、そこに生きる動物達。
一応ゴールは縄文杉ですが、別にそれでなくても自分は良かったかな。
見れたのは思い出として大事にとっておくつもりですが。
もののけ姫の森で知られる白谷雲水峡の方が私的には好きかな。
縄文杉コースは、初心者にとっては文字通り縄文杉を見る為だけのコースな気が。勿論他の三代杉とか大王杉とかも見れますが、周囲に目を配る余裕が無い。
何せ、朝の6:00頃から歩き出して夕方の4:30頃に終了ですから。
のんびりという程でも無いですが、周りの風景を楽しみながら行けるのは雲水峡の方だと思います。
自分はそっちのがイイ。
太鼓岩にも登ったんですが、あの絶景は筆舌に尽くし難い…!!イヤ、無理です。不可能。
あの視界一杯の広がり、あの高さ!某災厄の東風になって飛んで行きたい気分でした。
ええもん見た…あの景色を見る為なら、もっかい屋久島行っても良いかもしんない。
そしてツアーの中では、自分の勉強不足も痛感しました。本読もう。
そして森っつーことで、当然色々とイメージ貰って来ましたよ。これが生かせると良いなあ。
そんなこんなで。
結構ドタバタで無茶苦茶な従妹との道連れの旅でしたが、行って良かったかなと思います。
船にも乗れたし。(←海を渡る船に乗るの初)
世界遺産巡りの旅、2つ目クリアです。残るは白神山地のみ。
ただ、ちょい精神的には辛かったかな…何と言うか、根本的な所が。
自分は生まれて此の方、海の無い県に住んでる身なんですが。
離島という、隔絶された環境に居るってことが心の何処かで常に不安だった気がします。周りは海しかない、自分の身近な交通手段で島を出ることは出来ない、それがストレスというか、正直怖かった。
いつもは都会のごちゃごちゃさに呆れてるんですが、羽田からバスで帰る時に高速から見たビル群を見て、正直安心しました。ああ、帰って来れたんだなと。文明の庇護を受けているんだと。
自分はやっぱり、既にそういう中でしか生きていけない人間なんでしょうな。
何だか、色々と考えさせられた旅でもありました。
さて、現実回帰。
明日は時間割だのシラバスだのが配られて、運命の成績発表。
遅過ぎるのは毎年のこと、単位取れてますよーに。
そして速攻で時間割を決めなければ…!やることはまだまだ沢山あります。