オウアー今日から後期実験開始。
んで、初っ端から解剖キタねコレ。
友人と実験室入った後、TAの人が持って来た物体を一瞥。
…マウスが入ってるね。
TAの人から内容を聞いた途端、友人は悲観の声を上げ、一方自分は興味津々。
つー訳で、本日はマウスの体外受精をやってきました。
分野としては非常に興味ある所なんですが、如何せん自分としては否定的な分野でもあります。
しかし、イヤこれが難しい。
1年の時にもマウスの解剖はしたから、開く所までは結構楽に行けたものの…
卵管切り離すのに手が震える震える。→子宮までくっついてきた
卵管膨大部切り裂くのにも震える震える。→実際片方ぶっちゃかした
卵を採取するのは最早不可能と判断。→TAさんに任せた
不器用の極みと云われた自分が、無謀も良いトコだ…!
散々な結果になりました。同じ班のメンバーには迷惑掛けたなァと。
でも、ちゃんと卵が採取できてホント良かったです。一匹の命を無駄には出来ないですから。
その後、卵と精子の様子もよく観察出来ました。生命の営みをひしひしと感じました。感動…!
ただ、それ以上に技術的な面で力不足を痛感させられた実験でもありました。
まだ専門的にやってないとはいえ、情けない…。興味のあった分野だけにショックはでかかったです。
やっぱり、手先の不器用な人間はこういう分野には来れないのかしら。慣れですかね。
明日は受精卵観察出来ると良いなあ。1個でも成功してると良いなあ。
さて、当然生きたままマウスを解剖することは出来ません(やろうと思えば出来ると思うけど)ので、まあ解剖の前には可哀想ですが殺すことになります。
今回は希望があれば体験させてもらえるということだったのですが…
…やめました。
イヤ、最初は何事も経験だと、やる気はあったのですが。
自分の前の希望者がやっているのを見て、まあやり方もわかったし、いいかなと。
というか、それを見て怖気付いたという表現の方が正しいかと。
ただでさえ殺すのも忍びないのに、経験の無い自分がすることで余計に苦痛を与えてしまうことになったら、もっと忍びないなと思った次第で。
そっち方面に進むと決めている訳でも無い、そんな半端な意思で命を取って良いのかとちょっとばかし悩んだ所でもありまして。
そうした技術も必要になるんなら、自分の中で進む進路が確定した後でも良いんじゃないかと。
そんな風に考えたりしました。
…どうも、自分にはまだ甘さがありますな。
実験動物でなくとも、動物を見るヒトの目は様々でしょうが。