行って来ました、国立新美術館にて開かれている『静物画の秘密展』。

前に東山魁夷展行ったけど、やっぱり自分はこういう中世かそこらの西洋画の方が好きみたいだ。宗教画とか。


展示場では1~4章と各テーマが分かれてて、絵画も75点とまあ丁度良い数かなと感じました。

庶民的な生活の一端やヴァニタス、その他訓戒的なもの、美しい花や狩られた動物達、そして宗教画と、様々なカテゴリの絵があって面白かったですね。飽きないというか。

そして背景の有り得なさがまたイイ(笑)。モナリザとかも背景は謎の惑星だったと思うんですけど、手前の中心人物は現実味があるのに、背景は一体何処のファンタジー世界ですかみたいな絵も結構ありました。時代ですかね。


ただ、所々ツッコミを入れてる自分はあまりに無知というか阿呆だったなと。

家畜の解体作業の横で何か膨らましてる子供の絵を見て即座に、「あー、コレ膀胱か。そうだよな、膀胱ってスゲー膨らむもんな」とか思ったり。

髑髏の描かれてる絵を見て「頭蓋骨の骨の数は…23」とか思い出してみたり。

海岸に並べられた貝コレの周囲に集まる鳥の配色を見て、「こんなド派手な色した鳥がヨーロッパの自然淘汰に耐えられるか。絶対熱帯雨林だろこの色」とか思ってみたり。

…ヤだなこういうの。


そして目玉(?)のマルガリータ王女も観て来ました。んー、可愛らしいのもあるけど、幼いながらもあの堂々とした立ち姿が王女の風格みたいなものを感じさせるなあと。

そんなこんなで芸術鑑賞は終わりました。大体3時間位かな。途中ちょっと休んだりしつつ、のんびりじっくり観てました。

最後に、出口にあったショップで母さんへの御土産にクリアファイルを購入。そして自分が気に入った朝食図と天使様のA4額絵なるものが売ってたので、それも2枚購入。うわあ、昼飯代飛んだ。


折角新美術館に来たんだからもうちょいこの芸術的建築物(アレ地震が来たらどうするんだ?)を楽しもうかと思い、中に入ってる喫茶店で昼飯を食べようかと思っていたのですが、不図「イタトマのランチ食いてぇ」と思い立ちそのまま美術館を出ました。

そしてそこら辺暫く歩いてりゃ見つかるかとかなり無謀な賭けをしてたんですが、残念ながら発見できず。(そりゃそうだ)

六本木の街をしばしば彷徨い、仕方ないのでとりあえず土地勘のある地元の街へ行こうかと電車に乗りました。(因みに、携帯で検索するという選択肢は検索にかかる費用で間違いなく昼食代が吹っ飛ぶので自分の頭には全く無い)


で、自宅最寄りの隣街で途中下車。

ここには結構賑わってる商店街があるので、この中のどっかにならあるだろと思ってたんですが。


…無かったです。何でだよ、川越にはあって何で所沢には無ぇんだよチクショー。


一縷の望みを抱いて駅の反対側にも行ったんですが、そっちには西鉄本社があるだけで見事に何も無い。

…仕方なく、そこにあったPRONTOというお店で妥協することに。

そこで遅い昼食をとりました。pm3:00は過ぎてたかな。もう食わなくても良かったんですが、とりあえずパスタ食いたかったので。あと贅沢にケーキセット頼んで、「よし、これでイタトマのランチセットと同じだ」と一人満足してました。



そんな感じで、一日が終わりました。

予定だった時間の電車に乗り遅れたり駅を間違えたり電車を乗り間違えたりして色々と美術館まで辿り着くのも大変だったんですが、知らない所ばかりで新鮮でした。都営大江戸に乗ったのも…初めてじゃないか?

六本木も初だったし。まあ良い体験になりました。楽しかったです。