本日はこれまた天気良好な休日。

春眠暁を覚えず、ということでぐーすか9時過ぎ辺りまで気持ち良く寝ていたら、突然枕元の携帯が鳴った。


オイオイ、こんな朝っぱらからモーニングコールかよ。そんなお節介誰にも頼んでねえよ…。

と思って着信を見たら、父だった。


黒「…もしもし(寝起きの超ヤル気のない声で)」

父「もしもし。○○?」

黒「そうだけど。…何?」

父「今稲荷山(近くのデカい公園)の道通ってるんだけど、空いてるよ」


……。


黒「………だから、何」

父「イヤ、花見するんだったら今ぐらいがガラガラだから。ママに言っといて」

黒「……はい」


…だったら何で自分に電話掛けてくるんだよ。

と叫びたかったが、ファザコンを自認している自分にはそれしきのことで健気に電話を掛けてくる父にそんなことを言える筈も無く。代わりに、1階へ降りて兄貴と母に向かって叫んだ。




しかし、本日は公園で花見ではなく一路東京へ。(父は仕事)

今東京近代美術館でやっている東山魁夷展、それを見に行く為である。

かの画家を母が結構好きで、毎年カレンダーを買っている。今回の目的も鑑賞よりかはポストカードらしいが、自分も美術館に行きたいと思っていたので、兄(アッシー)も含め3人で行くことになった。


彼の風景画は、自分も結構好きだ。

けれど、自分は彼の画風があまり好きではない。嫌いでもない。感じる所があまり無い。

彼の絵はとても落ち着いた印象を受けるものが多いから、少々退屈さを感じるのかもしれない。もうちょっと歳をとってから再び彼の絵を見たら、きっと今とはまた感想が変わるんだろうと思う。

って、こんなことを言っていたら美術を学んでいる従妹に怒られるかもしれないが。



そして美術館を出て(案の定母はポストカードを大量に買った)昼食をとった後、少々東京見物をしながら帰ることに。

皇居に官庁街、白金を通ってどっか行って東京タワーの近くに出たり神宮球場と国立競技館見たり慶應は見るわ北里見るわ聖心見るわ学習院見るわで大学巡りした他は何かもうよく憶えていない(←順番はぐちゃぐちゃ)。


が、それ以上に外車を見てはしゃぎまくる3人。

その時の会話↓


(赤信号で停止中)

母「ちょっと待って、いきなり後ろポルシェじゃない?!」

兄「あ、マジだ」

黒「うわカッチョイー!!やべ、後ろ見てたらバレるよね?!バレるよね??」

(発車後、加速してあっという間に抜かしていく白ポルシェ)

兄「やっぱ加速が違うよなァ…て、ちょっと待ってまた来たんじゃない?」

母「ちょっとスピード落としなさいよ、見れないじゃない!」

兄「イヤそれは無理っしょ」

黒「カレラだよね?あの黒い奴」

兄「ああ。つーかさっきから路駐しまくってんのベンツばっかだなコノヤロー」


兄「!!」

母「!!」

黒「!?」


(脇に路駐している車を横目に通り過ぎていくデミオ←自家の愛車)

母「今のって…」

兄「ランボルギーニじゃんんんんん!!」

黒「アレ最新のっしょ?!東京モーターショーでやってたやつっしょ!??」

兄「ていうか向こうからもランボルギーニ来たアアアアアアア」

母「来たああああああ」

黒「あそこに停まってんのハマー?ごっつ!!」

兄「向こうから来てんのベンツGクラス」

黒「うぜえええええ」

母「ちょ、あのガソリンスタンド見てよ」

兄「見れるわけあるかァァ!!」(←走行中)

黒「あれ?フェラーリじゃん」

母「隣がアルファロメオでしょ、その隣がまたカレラでしょ、で、ベンツ」

兄「フェラーリ居んのかよ!」

母「あのBMW大きくない?」

黒「BMWは見飽きた」

兄「ベンツもな」

母「VWとかプジョーとか何か可愛いよね」

黒「つーかこの中に居るとアテンザとか可哀想だよね」

兄「ソアラもな」(←前を走っていたのがソアラ)

母「ロードスターはやめて欲しいわ」

黒「ていうかその前にこのデミオがどうかと思うよ」

兄「デミオ舐めんなよお前。可哀想だろ」

黒「イヤ好きだけど」


こんな感じで。

高速乗るまでこのテンションで騒いでました。…馬鹿だ、馬鹿過ぎる。

首都高とか乗った時は、大抵車を見て騒ぐのが常なうちの家族。東京は外車の嵐。素敵だ…!

そういう自分は国産好き。日産最高。でもトヨタも好き。マツダは庶民の味方。夢はミラジーノ。(訳がわかんねえや)


しかし、本日つくづく思ったこと。

とりあえず、東京の道路は事故を起こす為に設計されてると思う。


…あれじゃ死ぬわ。つか事故起きて当然さね。
自分じゃ東京の街は絶対運転出来ないと再確認した。