昨日、職場の旅行で鹿児島へ行っていた父が帰って来ました。

向こうでは既に桜が満開の御様子。こちらは未だ少々早いようで。

しかしそんな話を聞いていたら何となく桜を見に行きたくなったので、午後から近くの公園へ散歩に出掛けることに。


自宅の近くにはかなり広大な公園があり、その中には体育館やら最近増築したばかりのテニスコートやら動物園やら緑化植物園等々が入っていて、近くの住民にとっては休日のお出掛けに最適。家族揃ってピクニックだとかテニスだとか、ジョギングをするのにも良いし野鳥観察もOK。勿論動物園に行くでも良し。夕方になると芝生の広場で自然に出来上がる犬の散歩コミュニティには昔参加していた…云々。

とかく便利な所なのです。ちょっと自然に触れたい時とか。林の中を歩いたりもできるので。



愛車(注・ママチャリ)に乗って10分弱で公園の端に到着。林に入っていつものコースを歩いていく。

川に沿って遊歩道が設置されているのだが、動物園の脇を通っているので中の鳥の鳴き声の騒々しいこと。

加えて彼らの餌を狙う烏も頭上に大量に居るので、カーカー鳴いてるのとピーギャアピーギャア喚いてるので賑やかなことこの上無い。

川には時々ザリガニが居たり蛇が居たりする…が、今日は見つけられなかった。蛇は未だ早いんだろうか。

林の中を歩きつつ、今度書くお話の風景をイメージする。

一休みしていると、白鷺がやってきた。川には餌を求めて頭を川底に突っ込む鴨が数匹。家族かな。

何度見ても、蝮注意の看板にはちょっとビビる。


遊歩道を抜けると、緑化植物園に入る。ここには大きな池が何個もあり、鯉や鴨が沢山居るが、自分の興味はほぼ蛙のみに限られる。(…)

ここでは毎年、真っ黒いオタマジャクシが大量に現れる。牛蛙の子供かな?今日は成体を3~4匹程見た。どいつも10cm以上はありそうな立派な蛙だった。あと、寒天に包まれた大量の卵。

…育てたよなあ、アレ。餌やるの大変だったなあ…。あんなに一生懸命餌やったのに、結局駄目だったな…。あんなに可愛かったのに………ぐすっ。

生き残るのは精々10匹そこらだろうけど(これでも多いか?)、元気に育っておくれよ。


そのまま植物園内をぐるっと一回りし、やはり桜は未だ蕾であることを確認し、池の鳥達に向かってズラッと三脚に乗せたカメラを並べたおじさん達に好奇の視線を送り、一方で広場で遊ぶ子供達の若々しさには目が眩み…。

外の空気も沢山吸ったし、そろそろ帰るかと来た道とは別の道で戻ることに。


帰りの道は往路程きちんと整備された道ではなく、文字通り林の中を落ち葉枯れ枝を踏んで歩いていくコースである。どちらかといえば、こちらの方がお話のイメージには断然近い。が、周囲が一面枯葉に埋まっていて樹に葉もついていないので、その点は夏にまた来るしかない。(お話の季節は初夏の予定)

スズメバチ注意の看板(初見)には、正直背中が冷えた。お陰で虻にビビッた。


そのままさくさくと歩いて行き、釣堀を横目に通り過ぎ、未だ育成途中の菖蒲園を通り過ぎ、噴水をも通り過ぎて時計台の脇を通り抜け、チャリ置き場に到着。

さて、と愛車に乗って帰ろうとしたら、公園入り口に石焼イモ屋が。

…ちょっとそそられたけれど、金が勿体無かったので自粛。


今度行くのはいつになるだろうか。犬の散歩がてら、花見かな。




ところで、自分はこんな風に愛車で適当に出歩くのが好きなわけだが。

行く所が行く所なので、家族に言わせると自分の歳には分不相応らしい。

最もよく行くのは近くの川で、鳥を見たり魚を見たり、ただ堰の上に座ってぼんやりしたり浅瀬で遊んだりする。

確かに子供っぽい行動かもしれないが、自分が好きなことなのでそれはどうでもいい。


ただ、それが浪人中にしかも一人で行った場合は甚だ問題であったらしい。

その時は、世は夏休みだっつーのに毎日毎日勉強ベンキョーのうざったい生活から気分転換の為に衝動的に出掛けたのであるが、後日友人に話したら


「浪人生が川に一人で行くって…ヤバイよね」


と言われた。

考えてみれば確かにそうだ、と妙に納得したことを覚えている。次の日事件になってそうな感じ。

こんな下らない所で、改めて大学生になれて良かったなあなんて思ったりする今日此の頃。