(サーバーのメンテナンスだそうで、昨日投稿できなかった記事↓)


風邪をひきました。(←2008年初)

体力が落ちている所為か、大学に入って風邪ばかりひいているような気がする。

というか、治りが悪くて一旦風邪をこじらせると1ヶ月以上もずるずる引き摺っているような感じ。

今現在、家族全員が風邪ひき状態。(全ては兄から始まった…)

自分は今朝から本格的に始まったのですが、絶対兄貴のがうつった所為だと文句を言っていたらそれは違うだろと父が一言。


父「毎回患者診てる医者はどうなる」

黒「確かに」


…要は自己管理ってことか。そういう父も今日はダウンして仕事休んでましたが。(自分はバイト行った)

んー、明日もバイトに行けるかは微妙な所。熱は無いので、リーマン根性で行くつもりではいますが。

バイトの方も、今くそ忙しい上に慢性的人手不足でそうそう休める状況では無さそうなので。

自分の限度は何となくわかるので、その辺は考慮の上で行こうかと。



ところで、風邪をひくことは結構貴重な体験だと思う。

というか、何であれ体験することは結構重要な気がする(犯罪を除き。イヤ犯罪もやったらやったで後に自分の中に残るものはあると思うけれど、それをやるのは傍迷惑以外の何ものでもない)。当然のことかもしれないが。


自分は自慢にもならない小説モドキの文を書くのが趣味というか楽しみの一つだけれど、自分がそういったものを書く時、ある程度のリアルが欲しいと思っている。

例えば、風邪。

かつて風邪の状態に陥った人物を書いたことは一度しか無かった気がするが、とても曖昧な表現で終わってしまった気がする。むしろ「有り得ないだろそれ」とツッコまれそうな。

風邪をひいている人物は大抵「熱があるので額が熱い、寒気がする」「頭が痛い、もしくは重い」「だるい・かったるい」「喉が痛い」「鼻水が止まらない」とかいった記述で表されたりその状態を示されるが、これだけだと自分としては何となく物足りない。もうちょっと、細かくて詳しい具体的な表現が欲しい。

けれど、健常な状態でこれ以上を考えるのは難しいように思える。風邪ひいた人を看病していたとしても、その人の苦痛を完全に理解できる筈が無いから。

自分が風邪をひいている時こそ、それが体感できるチャンスのような。もうひとつ上の表現の形を目指せるような。そんな気がする。

かと言って、リアリティーを追求するあまりに極端な自傷行為に走るつもりは無いけれど(自分の書く小説の内容が内容だから、そこは想像で行くしかないのが辛い所)。


とにかく、薄っぺらじゃないものが書きたい。風邪の表現ひとつをとっても、その人物の苦痛とかが滲み出るような、「あ、これわかる」ていう感想を持って貰えるような。

けどやっぱり体験するのは限界があるから(多くのフィクションにある戦闘とかああいうのを実体験することはどう考えても無理なわけだし)、そこは過去の知識やら経験やらを掻き集めた本を読んで勉強したり、後は創る人の才能や創造力の賜物なのかな。

自分は後者が無いから、専ら前者を実践しております。だから、大学の図書館で借りてくる本のタイトルを見せると大抵友人に引かれる(笑)


でも、ギンコが言うように感覚を分かちあうのは本気で難しいと思う。

そこをどれだけ近付けられるか、それが文を書く上で自分の目指したい所のひとつかな。逆に、あまりにリアル過ぎるっていうのも何だかしつこい感じがして嫌だけれど。そこの具合の程は、これからぼちぼち見つけていきたい。



バイト帰りのバスの中でそんなことを考えていたら、余計に頭が痛くなった。