心の持ち方 | ノートさんのブログ

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中村元(1985)『原始仏典を読む』


 中村元「ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。もしも汚れた心で話したり行なったりするならば、苦しみはその人につき従う。――車をひく(牛)の足跡に車輪がついて行くように。ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。もしも清らかな心で話したり行なったりするならば、福楽はその人につき従う。――影がそのからだから離れないように。(文庫本『ブッダの真理のことば』1-2)」(p14

 心の持ち方が人生を決めるといえよう。

中村元「心は捉え難く、軽々とざわめき、欲するがままにおもむく。その心をおさめることは善いことである。心をおさめたならば、安楽をもたらす。心は、極めて見難く、極めて微妙であり、欲するがままにおもむく。英知ある人は心を守れかし。心を守ったならば、安楽をもたらす。(『ダンマパダ』35-6)」(p1617

中村元「素行が悪く、心が乱れていて百年生きるよりは、徳行あり思い静かな人が一日生きるほうがすぐれている。(『ダンマパダ』110)」(p21

中村元「すべて悪しきことをなさず、善いことを行ない、自己の心を浄めること、――これが諸々の仏の教えである。(『ダンマパダ』183)」(p24

中村元「怒りを捨てよ。慢心を除き去れ。いかなる束縛をも超越せよ。名称と形態とにこだわらず、無一物となった者は、苦悩に追われることがない。(『ダンマパダ』221-24)」(p25)「ことばがむらむらとするのを、まもり落ち着けよ。ことばについて慎んでおれ。語(ことば)による悪い行ないを捨てて、語によって善行を行なえ。(『ダンマパダ』232)」(p26)


心の持ち方が非常に大事だ。心して心を磨こう!